創元推理文庫<br> おれの眼を撃った男は死んだ

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創元推理文庫
おれの眼を撃った男は死んだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488154035
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

生きて、死んで、それだけなんだ。
犯罪と暴力の渦中に佇む人々の
息遣いを美しく描き出す10編。
O・ヘンリー賞受賞作収録

南北戦争で両親を亡くした少女は、虐待を受けていたおじ一家から兄の手によって助けられ、外の世界へと足を踏み出す(「よくある西部の物語」)。裸足で列車を待つ少年は、刑務所の父を想いながら、家から離れた町を目指す(「ジェイムズ三世」)。――無秩序な暴力に翻弄され、それでも血まみれで生きてゆく人々の息遣いが、気高く、美しく描き出される。O・ヘンリー賞受賞作含む10編収録、凄絶な迫力に満ちた傑作短編集!

内容説明

恩人である兄に付き従ううち、銀行強盗に加担することになった西部の少女。服役中の父親と暴力的な継父の間で苦悩する少年。根拠薄弱な治療の果てに母親が病死し、医者への復讐心に囚われた双子の妹―。秩序なき犯罪と暴力の渦中で、血まみれになりながらも生きる人々の息遣いが、気高く、美しく描き出される。O・ヘンリー賞受賞作を含む全10編、凄絶な迫力を放つ傑作短編集!

著者等紹介

ベンツ,シャネル[ベンツ,シャネル] [Benz,Chanelle]
カリブ海東部のアンティグア・バーブーダにルーツを持つ作家。現在はシラキュース大学で教鞭をとる。2014年、短編「よくある西部の物語」でO・ヘンリー賞を受賞。同作収録の本書はデビュー短編集であり、“サンフランシスコ・クロニクル”の2017年ベスト・ブックの一冊、同年の“エレクトリック・リテラチャー”の最優秀短編集15の一冊などに選ばれた

高山真由美[タカヤママユミ]
青山学院大学文学部卒業、日本大学大学院文学研究科修士課程修了、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Shun

27
ミステリ系のレーベルから想像される推理小説ではないが総じて良い短編集でした。何よりどの作品も読む毎に違う手触りで、書き手の知性や技巧を感じられる作品。全10編、犯罪小説や時代小説といった内容だけでなく詩的な表現までこなし極めて密な1冊となっています。古い西部映画を思わせる冒頭の「よくある西部の物語」から始まり、幾つもの時代と異なる土地を歩んできたかのような濃い読書体験ができ満足度は高い。ちなみに表題はある作品中の会話での言葉。暴力による応酬が当たり前の世界を端的に表しているようで良いセンスを感じます。2023/07/04

ぼっせぃー

2
「よくある西部の物語」「アデラ」「思いがけない出来事」「外交官の娘」「オリンダ・トマスの人生における非凡な出来事の奇妙な記録」「ジェイムズ三世」「蜻蛉」「認識」。明らかにマッカーシーの影響を受けた乾いた世界観、ざらつく暴力の傍に生きる人々を描きながら、その構成はボルヘスのように複雑で技巧的であり、これぞ読ませる小説。「外交官の娘」に顕著な、遠く離れた時空間を行き来する際の、語り部のどこか痺れた感じが作品集全体に通底している。ほとんどの作品に物理的な移動が含まれているのもそういった意味合いがあるのだろうか。2024/03/02

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