創元推理文庫
闇のしもべ〈下〉―英国式犯罪解剖学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488149086
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ウエスト・サセックス、ロンドン、ボストン――絡み合う3つの物語は、やがて壮大な大団円を紡ぎあげる。解剖学者と提督夫人が探偵コンビを組む、歴史ミステリシリーズ開幕。

内容説明

クラウザーとハリエットが捜査を進めるなか、美しい夏に影を落とす第二の事件。一方、ゴードン暴動で騒然とするロンドンで、つましくも幸せに暮らす楽譜店の店主と姉弟を襲う悲劇。そして、アメリカ独立戦争勃発前後、ボストンでのイギリス軍の戦いの記録。三つの物語はやがて、光と影に彩られた真実を紡ぎだす。圧倒的な構成力で築きあげられた、絢爛豪華な歴史ミステリの白眉。

著者等紹介

茂木健[モギタケシ]
1959年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

33
上巻を読んでからだいぶ経ってしまったので登場人物の名前を確認しながら。堪能した。意味深なタイトルは筋とはあまり関係なかった2018/06/09

ぽんすけ

19
下巻に入ってサセックスとロンドン、二か所で進行している事件がより切迫してきて読んでいてハラハラする。特にロンドンなんて暴動が起きてる上に、凶悪な殺人犯から一般人が小さい子供を守りつつ逃亡を成功させるという高難易度ミッション。サセックスの方はクラウザーさんとハリエットが推定犯人に脅迫されながらもジワジワと追い詰めていく過程が楽しめる。上巻で全てになげやりなヒューが好きになれなかったんだが、下巻で彼の苦しみが理解できてかわいそうな人だと思った。彼は幸せになってほしかったな。でもあの最後が救いなのかもしれない。2024/10/03

Hugo Grove

14
うーん、よかったのかよくなかったのか判断しにくいです。解剖学というにはあまりにも貧弱だし、犯人探しも簡単だったし、どんでん返しもなかったし。かといって面白くなかったというわけでもない。結構面白く読んでしまいました。さて、何がよかったのでしょうね。2013/06/03

チューダー

11
最後までグイグイ引き込まれた!実際、推理から解決に向けての流れ、あんなにうまくいくものかな、と思ったりはしたけれど。そしてどうやって成敗するのかと思ったら、悪役たち、あんなラストってちょっと強引…でも楽しい。次も読もう。2013/12/04

かりさ

9
まず時代背景が好き。解剖学研究者のクラウザーと提督夫人ハリエットのコンビが面白い。解剖に関してはもう少し詳しい描写があるかと期待したけれどわりとさらっと描かれる程度で。いやはやそれでもとても楽しく読みました。事件の内容や謎に関しては斬新さはなかったものの、舞台は想像すれば映画を見ているような華やかさ(下巻の解説でどのような衣服や髪型なのか映画のタイトルを書かれているので想像しやすくなると思います)。ラストがどうなのかなぁと思いながらもあれで良かったのかな。シリーズ化のようなので嬉しい。2013/10/20

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