創元推理文庫
金の羽根の指輪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488149062
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

新人小説家のわたし、ジャニスはマウイ島に向かった。友人に頼まれたうえ、怯えたハワイ人に電話で助けを求められたのだ。島に到着してみると、牧場主である知人が行方不明に。島に馴染みのない彼の新妻は、牧場を追い出されようとしている。義理の妹リリーとともに彼女を助けようとしたのはいいが、牧場主は生死も知れず、次なる殺人が。銀色の海が誘うミステリ、渾身の第三弾。

著者等紹介

高橋まり子[タカハシマリコ]
1965年東京都出身。共立女子短期大学文科第一部英語専攻卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J・P・フリーマン

8
登場人物が作者の操り人形になっている。作中でキャラクターはたくさんの行動をするが、なぜそれが重要だと思ったのかという理由が一切なく、通常ではとらないような行動をとっている。道を間違えたのにそのまま進んで事件と関係ありそうな物証を発見する、というのはその最たる例に当たる。他にも、怪我をした人物を誰にも知らせずに秘密に匿って治療をするという行為は、とても合理的とは言えず、作者がクライマックスを盛り上げたいだけのものである。このように、登場人物の頭上に操り糸が頻繁に見えるとストーリーも白けてしまう。2019/11/08

takemaster

2
書評: http://takemaster2009.blog47.fc2.com/blog-entry-518.html2010/04/26

よしあ

1
半世紀前の出版だそうだが、古さを感じなくびっくりです。舞台であるハワイの、自分の知識不足かも知れないが。リリーが探偵役なのね(前作を読んでないので)。 土地を巡る争い、先住民族と移住者との距離感、中国系・日系人も同じ社会で暮しているのだな。これも当時の世相だと思うが、でも戦争の影はない(描かれてなかったな)。 冒頭の、素敵な環境のハワイライフで悠々自適に一瞬憧れたが、社会に溶け込めるコネがあって、自宅を所有して使用人を置いてとお金があってこそなのね、とリアルに考えると少しさびしい。2022/10/02

寧々子

1
マウイ島にはリリーの親戚が住んでいないようで都合の良い協力者が登場しないせいか、リリーの冷静な状況判断頼りなのにコージーらしくありえないミスをしたりしてちょっとイライラ~2010/10/15

ヨリ

0
The mamo murder,1952 水の中をもぐってしかたどり着けない場所、よくマンガに出てくる設定だけど、昔から王道なのね。黄色い鳥の羽のケープ、カメハメハ大王が着ていたとかいうあれ、作るのに何十年もかかるとか。2011/04/10

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