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創元推理文庫
俳優パズル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488147075
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

不安な俳優陣、トラブルメーカー乱入、とうとう死者複数。花形プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが興行中止の危機に陥るピーター。パズルシリーズ第2作。

内容説明

出色の脚本を得て名プロデューサー復活の狼煙を上げるはずが、誤算続きのピーター・ダルース。忌まわしい噂のある劇場をあてがわれ、難点だらけの俳優陣を鼓舞してリハーサルを始めたが、無類漢の乱入に振り回されたあげく死者まで出る仕儀と相成った。真相究明か興行中止の憂き目に遭うか、初日は目前に迫っている!謎解きとサスペンスの興趣に満ちた、パズルシリーズ第二作。

著者等紹介

白須清美[シラスキヨミ]
1969年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

94
パズルシリーズ第2弾。アルコール依存を脱し、プロデューサーとして舞台演出に奔走するダルース。しかし回ってきた劇場はいわく付きのおんぼろであり、俳優たちも各々が問題を抱えている。次々と起こるトラブルに、遂には死人まで出てしまう。サスペンスとドラマが絶妙のバランス、舞台が成功するのかというドキドキ感と、犯人は誰なのかという謎解きの噛み合わせが良く、非常に深い味わいを出していると思う。舞台の終幕と謎解きが合わさるクライマックスは、正に劇場にいる様で鮮やか、何より心から感動させてもらった。精一杯の喝采を贈りたい。2019/09/30

たち

28
ボロボロの劇場、一癖も二癖もある俳優たち。そして、次々と起こる不穏な事件。アルコール依存症から立ち直ったばかりのダルースには苛酷な状況が続きます。果たして、舞台の幕はあがるのか・・・。最後に限界を超えたダルースがバーに入ってスコッチを煽ってしまったときは、どうなるかと思いましたがハッピーエンドでホントによかったです。2016/07/30

やっす

16
旧版を読了済み。新訳で二度目の読書になるわけですが、正直犯人の名前などはすっかり記憶から抜け落ちていたので初読と同じくらい楽しめました。芝居の幕は無事に上がるのかというハラハラドキドキ感に加え、アイリスの大活躍(?)も良い感じ。特に『洪水』が日の目を見ないはずがない理由2~12にはニヤニヤしてしまった。アイリスが可愛いすぎる。w前作に比べると伏線の甘いのが少々気になるが、カーテンコールと真犯人の暴露のタイミングとを一致させたクライマックスは見事という他はない。スマートな本格推理の佳作。2014/06/24

sanosano

15
最初に俳優たちが舞台上へ次々に登場してきて、誰が誰やらわからなくなりそうでしたが、段々整理されてスムーズに進みます。途中オカルト的な雰囲気やら人間関係のもつれやら様々な味付けが味わえますが、何と言っても最後の舞台の成功と謎解きの融合が秀逸です。読後感抜群!1作目から数段の進歩。大変良かったです。2017/08/09

oyai

11
アルコール中毒から復帰を目指す主人公。その再起の舞台に登場する俳優たちは、いずれも何か抱えている者ばかり。リハーサル中に起きる殺人事件。はたして再起の芝居は公演できるのか?謎解きと演劇の公演の行方が絡み最後まで続くドキドキハラハラ。怪しい者ばかりの中に犯人はいるのか?最後に明かされる犯人の正体は?最後にクライマックスが訪れる傑作。2014/06/09

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