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創元推理文庫
死刑台のエレベーター (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488143046
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

完全犯罪を実行したジュリアンは、無人のビルのエレベーターに閉じこめられてしまう。36時間後にようやく外に出た彼を待ち受けていたのは、まったく身におぼえのない殺人容疑だった。アリバイはあるはずもなく、閉じこめられていた理由は決して明かせない!偶発する出来事が重なり、追い詰められていく男の苦悩と恐怖。胸苦しいほどの焦燥を見事に描ききった超一級サスペンス。

著者等紹介

宮崎嶺雄[ミヤザキミネオ]
1908年生まれ。東京大学心理学科中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっぴー

57
詰めが甘い(笑)お気に入りさんのレビューを読んで、まさしくその通りだと思いました。高利貸しを自殺に見せかけ殺害。しかしなぜか別件の凶悪事件の犯人としてしょっぴかれてしまう。。。天網恢恢疎にして漏らさず。あー映画の方も視たいなぁ。2017/10/16

山ちょ13

20
「死刑台のエレベーター/ノエル・カレフ」読了。映画がかなり有名。でも、やっぱ原作が先。世の中悪いことやったら果てまで運命に追われるってことでしょうね。悪者は逃れられない。人間の心の動静もしっかり描かれていて、次々と行われる行為に大体は納得がいった。良いことではないんだけどね(笑)2016/07/03

藤月はな(灯れ松明の火)

18
映画としても有名(残念ながら映画は日本版も観ていません)で桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」でも登場していたので読みました。完全犯罪を目論む主人公の妻の痛々しさを装った無自覚で気まぐれな自己中心的言動にはにっこりと笑って張り手を食らわしてやりたい位、虫唾が走りました(怒)ジャンヌには一部、共感できましたが。無関係にも関わらず、別々におきた事件の被疑者にされ、主人公の完全犯罪だけが成立したのはあまりにも滑稽で皮肉としか言いようがありません。これが人生なのか・・・・。2011/05/20

jima

17
1956年フランスで出版。映画も有名。殺人を犯した主人公が完全犯罪に思えていたのに、エレベーターが止まり、外ではいろいろな事件が。誰が誰やらわかりにくさはある。何十年ぶりかに読んだ。2019/04/13

loanmeadime

15
お爺さんとお婆さんが出てきそうな昔に、東一条の日仏学館で催された無料の上映会でルイ・マルの映画を見ました。フランス語の台詞に英語の字幕というもので、マイルスのトランペットしか記憶に残っていないので、どんなんか、読んでみました。映画の方はウイキペディアが出来てます。ありゃりゃ、ジャンヌ・モローの役所が出て来ない。映画は映画、小説は小説ということで、考える必要がありそうです。・・・完全犯罪を犯すには、この小説に出てくる女性たちはノイジーに過ぎる、ということですか?2021/06/03

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