創元推理文庫<br> 魔のプール

創元推理文庫
魔のプール

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  • サイズ 文庫判/ページ数 324p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488132057
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

65
リュー・アーチャーシリーズ2作目。苦手だったハードボイルドを御三家の一人ロス・マクドナルドで克服中。不倫を告発する手紙を受け取り差出人を探して欲しいとの依頼から物語始まる。多くを語らない依頼人を説き伏せ自宅に潜入するも殺人が起こる。敵に捕らえられ脱出するシーンが1番面白かった。ラストは1作目同様切ない感じがハードボイルドの哀愁漂う雰囲気て良い。162019/01/17

セウテス

59
探偵リュウ・アーチャーシリーズ第2弾。〔再読〕ハヤカワ翻訳のリュウで統一。またしても、あやしい女性からの依頼である。調査をしていくと、石油の採掘権を狙う悪徳組織と相対する事になる。テンポよく事件は起こる為、読みやすいと思うのだが、今一人物のイメージが掴みにくい。伏線も早くから配置してあり、意外な結末ではあるのだろうが、インパクトに欠ける感じがする。最初の依頼が、いったいどの様な意味が在るのか分からず、再読してみて後の作品にあるプロットの重厚さの違いに驚く。独自性を模索していたのだろうと、感じる事は出来る。2016/11/26

Ribes triste

14
探偵リュウ・アーチャー第2作。前作以上に派手なアーチャーのアクションシーンが読めるとは思ってなかったので、面白かった。プロットの粗さは目立つが、アーチャーの生きることにストイックなまでの強さと感傷的なほどの優しさは、やっぱり格好いいなあと思うのです。2018/06/02

ホームズ

14
依頼の段階と殺人事件が起きてからの展開がちょっと上手くつながっていない感じがしてしまった。というか最初の依頼の内容が物語の中であまり活かされていなかったので真相にあまり驚きが・・・。悪くない展開ではあったっとは思うんですけどね。2012/05/06

Tetchy

11
最盛期を迎える前の作品ということもあってか、結末の真相がインパクトに欠ける。意外と云えば意外だが衝撃は皆無に等しい。ストーリーが流れるままに過ぎて行き、各々の人物像の性格が掴みにくく、透明度が高過ぎて浸透してこなかった。アーチャーは若く、ラストシーンで警察署長と殴り合いを演じるほどの青さも見せるが、マーロウの影を引き摺っている感は多々生じた。若さゆえのニヒリズムがアーチャーをアーチャー未満にしている。2009/03/31

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