創元推理文庫<br> 地下室の殺人

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創元推理文庫
地下室の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488123109
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ミステリ史に残る不朽の作品群。
こんなユニークな名探偵はめったにいない。――大山誠一郎
「被害者探し」に幕を開ける難事件……
手がかりはロジャー・シェリンガムの原稿に?
『最上階の殺人』と双璧をなす著者円熟期の傑作!

新居に越してきた新婚夫妻が地下室の床下から掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。被害者の身元さえつかめぬ事件に、スコットランド・ヤードは全力をあげて捜査を開始する……モーズビー首席警部による「被害者探し」と、名探偵ロジャー・シェリンガムの原稿がもたらす新たな展開。探偵小説の可能性を追求しつづけるバークリーが、作中作の技巧を駆使してプロット上の実験を試みた、『最上階の殺人』と双璧をなす円熟期の傑作。

内容説明

新居に越してきた新婚夫妻が地下室で掘り出したのは、若い女性の腐乱死体だった。被害者の身元さえつかめぬ難事件は、モーズビー首席警部の「被害者探し」に幕を開け、名探偵ロジャー・シェリンガムの登場を待って新展開をみせる!探偵小説の可能性を追求しつづけるバークリーが、作中作の技巧を駆使してプロット上の実験を試みた、『最上階の殺人』と双璧をなす円熟期の傑作。

著者等紹介

バークリー,アントニイ[バークリー,アントニイ] [Berkeley,Anthony]
1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として〈パンチ〉誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、『毒入りチョコレート事件』『第二の銃声』『ジャンピング・ジェニイ』など、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。1971年没

佐藤弓生[サトウユミオ]
関西学院大学社会学部卒業。歌人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

353
★★★☆☆ 前半は被害者探し、後半は犯人探しと、一作で2度美味しい変格物の一種。 被害者当てのための便宜として作中作が登場し、その内容が真相から読者の目を逸らす役割を果たすところがうまい。 途中で真相に気付くシェリンガムだが、その辺の展開が唐突過ぎるのが個人的に残念。しかも普通に悪人なんでしっかり裁かれて欲しいところである。 あと、ウォーグレイブが自らを疑われたままにしてまで庇おうとするのも少し説得力に欠けるかな。 全体的にはとても面白かったので満足。2025/04/24

W-G

318
じゅうぶんひねくれているのだけれど、バークリーにしては割とオーソドックス。シェリンガムがちゃんと探偵として成立しているせいかもしれない。被害者当てというほど大袈裟なものではないけれども、作中作を入れ込んでの場面転換後から面白くなってくるのはたしかで、癖のある人物がこれでもかと登場し、それでいてこんなにコンパクトに纏まっているのはすごい。ラストのシェリンガムの判断も、何気にあまり見せない一面で、ファンならば興味深いと感じられるかもしれない。そろそろ全作制覇に乗り出そうか要検討。2025/03/31

geshi

26
手法はしっかりしてるし、やりたい事も分かるけど、オチが決めきれなかったな。第一部は地に足のついた捜査が丹念に描かれていて手掛かりを一つ一つ追っていく警察小説のような読み心地。第二部はロジャー・シェリンガムによる被害者まわりを描く小説内小説で、「誰が殺されたのか」がサスペンスを盛り上げる。第三部は警察VS探偵の王道探偵小説で、最有力容疑者を落としきれずヤキモキする警察に対して探偵は心理的推理で鮮やかに解決する、とやりたかったんだろうけど言いくるめられた感じでスッキリしない。2025/02/25

だるま

20
作者の代表作の一つと言われている作品。やっと文庫化になった。新婚夫婦が越してきた新居の地下室から掘り出された身元不明の女性の死体。モーズビー警部は先ず被害者探しを始め、その後に重要参考人を探し出すが、決め手を欠いて逮捕出来ない。それで小説家兼名探偵のシュリンガムに助けを求めるが・・・というストーリー。今作はシュリンガムの作中作が入り、地味な殺人事件なのに飽きさせない。エラリー・クイーンの様な伏線のある論理的推理とは異なり、心理的側面で犯人に迫る作風なので、正直に言うと多少物足りないが、佳作ではあるだろう。2025/02/13

歩月るな

12
「心配なんかしていないさ。こいつは完全にきみの事件だ。ぼくは巻き込まれたくない。」「シェリンガム氏はこの用心深いおやじさんを実にうまく描いていたっけ。それに娘も。作家というものは大したものだ」こいつに頼るくらいなら、などと散々な言い様ながら、うまく(チョロく)ロジャーを使うのがモーズビーであり、やはり優秀な人物である。前作とのセットというのが楽しみ方の肝と言うのも尤もだが、モーズビーが皮肉を交えずロジャーを褒めている描写と言うのが、先述の独白である。シリーズ読者はここが「著者の思惑」と重なるかもしれない。2025/03/04

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