創元推理文庫<br> 最上階の殺人

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創元推理文庫
最上階の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488123093
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【名作ミステリ新訳プロジェクト】
私は本書を通じて、バークリーの
魅力に開眼したのです。――阿津川辰海
名探偵vs.警察捜査、火花散る推理合戦!
謎解きの魅力ほとばしる著者屈指の傑作。

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で女性の絞殺死体が発見された。現場の状況から警察は物盗りの犯行と断定し、容疑者を絞り込んでいく。一方、捜査に同行していた小説家ロジャー・シェリンガムは、事件をフラットの住人の誰かによる巧妙な計画殺人と推理し、被害者の姪を秘書に雇うと調査に乗り出す! 心躍る謎解きの先に予測不能の結末が待ち受けるシリーズ屈指の傑作。エッセイ=真田啓介/解説=阿津川辰海

内容説明

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で女性の絞殺死体が発見された。現場の状況から警察は物盗りの犯行と断定し、容疑者を絞り込んでいく。一方、捜査に同行していた小説家ロジャー・シェリンガムは、事件をフラットの住人の誰かによる巧妙な計画殺人と推理し、被害者の姪を秘書に雇うと調査に乗り出す!心躍る謎解きの先に予測不能の結末が待ち受けるシリーズ屈指の傑作。

著者等紹介

バークリー,アントニイ[バークリー,アントニイ] [Berkeley,Anthony]
1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として“パンチ”誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没

藤村裕美[フジムラヒロミ]
國學院大學文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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W-G

314
バークリー独特のとぼけた文章と風刺のきいた結末がガッチリ融合した良作。読み解くのに知識を要する絵画のようで、裏にある作者の意図を組みとらなければ、捻りも驚きもない駄作と感じることもありうる。それを抜きにしてもロジャーとステラのやりとり、というよりロジャーの一人相撲ぶりが楽しいので、違う楽しみ方をすることができる点もいいところ。当時の評価がどういうものだったかは把握できていないが、誰かが魅力に気づいて掬い上げたことで拡散していったタイプの作品なのではないだろうか。2024/04/02

歩月るな

22
『地下室』でのモーズビーが地道なやり方をロジャーは軽蔑するだろう、とは言うものの、おしゃべり小説家としての心理的に人の懐に入り込み情報を得るやり方も、犯罪捜査としては中々地道なもので、しっかりしたものである。この後は『地下室』と後は例の二作しか残っていないので、人としての良い所も駄目な所も一番出ているのがこの作品なのかもしれない、と思ったり。事件の事はまあともかく、マンション内の人間関係と作家同士のやり取りなど、当時を思わせぶる描き方であり、いざ謎が解けたと閃いた途端吐き気を覚えたりする弱メンタルも魅力。2024/12/31

だるま

19
四階建てマンションの最上階に住む老婆の絞殺死体が発見される。モーズビー警部は外部の物取りの犯行だと決めつけ、探偵シュリンガムはマンションの住民の中に犯人がいると断言。真っ向から反発する二人。この時点でもう面白く、『地下室の殺人』はイマイチだったが、今作はとても気に入った。多重解決を得て、最終的にそれぞれ違う犯人名を挙げる。シュリンガムの尤もらしい推理が崩壊していく箇所では笑ってしまった。時々迷探偵になる彼だが、今作の真の勝者は? それにしても、今から百年近く前に、こんなに捻った作品を書いていたとは! 2025/02/21

アプネア

18
4階建ての最上階で老女の絞殺体が発見された。警察は外部の物取りと断定し、捜査を開始するが、ロジャーは住人による内部の犯行と推理し、独自に捜査を始めるのだが・・・。再読。結構、笑った記憶があったんだけど、オチだったのね。決め打ちと迷走こそが、ジェイリンガムの持ち味なんでしょうな。愛すべきキャラです。でも、本格の土俵に乗った上で、探偵小説の金科玉条を皮肉ってみせるんだから、やっぱ凄いわ。2024/05/17

餅屋

14
迷探偵ロジャー・シェリンガム長編7作目▲フラット最上階に女性の絞殺死体。警察は物盗りの犯行と断定。巧妙な計画殺人と推理し調査に乗り出すロジャーだが…▼上から目線をおくびにも出さぬオトナな、いや、紳士な対応…ロジャーとモーズビー警部は、自らのプライドを保ちつつ相手のメンツも考え、表面上リスペクトしあう好敵手。目的が違えば、柔軟な心で共闘し、ウィンウィンの関係になれる。今回のワトソン役が華麗で、抱腹絶倒、大爆笑必至のユーモア本格ミステリ‼ヴァン・ダインの「二十則」に真っ向から立ち向かった傑作です(1931年)2024/07/02

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