創元推理文庫
白い僧院の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488119034
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

287
法月倫太郎『雪密室』を読むために昔読んだ作品。改めて、洗練された端整な本格だと関心したが、訳文はいささか読みづらい。トリックメイカーな印象が強いカーだが、コレや『皇帝のかぎ煙草入れ』など、ミスリードがばちっと決まった作品もスゴイ。オカルトなどの装飾が完全に排されているが、それだけ自信のあるトリックだったのか。「このお刺身は何もつけずに召し上がって下さい」みたいな。満足度は高いが、強いていうなら、殺人が起きるのが早すぎる。マーシャの生前をもう少し描いて、クリスティのように不穏な空気を盛り上げても良かった。2016/12/22

とよキチ

91
ジョン・ディクスン・カー作品4冊目(カーター・ディクスン名義は2冊目)。H・M卿シリーズの長編第2作。『足跡なき殺人』(雪密室)の古典的名作◆他作品と比べると地味なストーリー・影が薄い登場人物達、大いに結構。解決編はそれらを軽く凌駕する程の衝撃を秘めている。巧みに読者の視点を散らしながら積み重ねてきた不可能状況を、H・M卿、驚愕の一言により反転させ、ロジカルな推理で瓦解する。お見事としか言い様がなかった。しかし、納得し難い個所があるのも事実。是か非か…評価は読み手に左右されそう。2013/01/12

Tetchy

34
どうして解らなかったんだろう!こんなに簡単な事だったとは。確かこの雪の足跡のトリックは数々の推理ゲームの本にも取り上げられていたと思うが、まんまと引っかかってしまった。18章の最後の一行は靄の中を訳も解らず歩いていたら、すっと一筋の光が差し込んできた感じがして、思わず声を出して唸ってしまった。犯人役は正直納得行かないが、それを補って余りあるロジックの美しさだ。しかし、やはり文章は読みにくい。改訳の必要あり!2009/10/17

Small World

30
カーのメリヴェール卿シリーズの2作目を読了です。実は、別の作品を読むつもりでしたが、新訳版ということで、こちらを先に読みました。と、いうのも、どうもカー作品の探偵メリヴェール卿やフェル博士の口調が苦手なんですよね〜、少しでも訳が新しいと嬉しいのです。まあ、苦手な点はありますが、ミステリーとしては十分面白かったので、この後もゆっくりシリーズを楽しみたいと思います。2019/10/30

yucchi

28
中盤まで正直、何が起きているのかあまり把握出来なかった。誰の発言なのか?誰の行動なのか?甥っ子はいつの間にかどのお嬢さんを好きになったの?(笑) 事件の真相はすっきりとしていてわかりやすいが、いかんせんそこに至るまでが...。自分の読解力の無さを棚に上げるが、ぜひとも新訳希望(・ω・)ノ オススメしたいけど読みにくい(笑)2014/11/25

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