創元推理文庫<br> ポンド氏の逆説

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創元推理文庫
ポンド氏の逆説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488110185
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

温厚で小柄な紳士ポンド氏には、穏当な筋のとおった談話の最中に奇妙な発言をまじえる癖があった。二人の意見が完全に一致したために片方がもう一人を殺した。背が高すぎるが故に目立たない……など、辻褄の合わないポンド氏の発言が明らかにする不可思議な事件の真相。巨匠自らが逆説集と銘打った、珠玉の短編集。「黙示録の三人の騎者」「博士の意見が一致する時」など全八編を収録。

内容説明

ありえないのに合理的、逆説が導くさかしまの真実。互いの意見が一致したため相手を殺した男、誰もが知っているのに何者かわからない男。“ブラウン神父”の巨匠が創りだしたもう一人の名探偵による八つの謎解き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

140
おすすめ。シニカルな揶揄を楽しめる人に。文章を読んで解くクイズが好きな人なら尚更。読書の楽しみや感動を得たいなら、しちめんどうくさいかも。解説もその流れを汲んでいて、イギリスの文学の名手を語るための挿話や比喩のレベルが非常に高い。冷たくけなす親しみの表現。批判して認めるボンド氏とその仲間たち。まさにこの短編集のタイトルそのもの。逆説で理屈を展開する。「我々は外国同士が合意したと聞いたら満足してしまう。何について合意したのかは気にしない。しかし意見の一致は危険でもある。真実との一致でない限りは」2018/01/29

吉田あや

78
文豪ボルヘスも驚嘆したと云われる「黙示録の三人の騎者」を含むチェスタトン短篇集。温厚で小柄、筋の通った話の最中に奇妙な発言を交える癖のあるポンド氏。まさに癖が強い。強すぎてたまに頭が混乱してくる程、逆説で話を煙に巻いてはまたしれっと手品のように真実を目の前に広げてくる奇術師のようなポンド氏。相棒となる友人のガヘガン大尉とサー・ウォットンも愛すべき曲者。理解したつもりでいると、あっという間にひっくり返されるポンド氏の鮮やかな騙し絵のような推理が癖になる。2017/12/05

森オサム

50
著者初読み。ブラウン神父より本作を先に読んだのですが、正直合わなかったですね。新訳版なのに非常に読み辛く、これは原文自体が私には難しいのでしょう。各エピソードの内容は面白いとは思いますので、「逆説」が好きな方は是非どうぞ。んー、ブラウン神父読む気が無くなりそうだぜ!!(笑)。2018/03/21

星落秋風五丈原

37
ふんふんと聞いていると「あれれ?それ、おかしくない」という事象が出てきて不思議に思っていた所に、ポンド氏が「いえいえ、全然おかしくありませんよ。」と説明をするパターンのミステリ。ワトソン役というのは特にいないが、レギュラーメンバーとして、先に挙げたガヘガン大尉と役人ウォットンがいる。ガヘガンは軽はずみな所があって事件に巻き込まれやすいが、ウォットンはその職務上浮ついた所はない。わざと対照的なキャラクターを配したと見える。 2017/12/01

tokko

23
こんな「逆説」をさらっと言えたらカッコイイなぁ。「逆説」が逆説じゃなくなった時の「一本とられた」感は読んでいて爽快です。ある事件や出来事があって、その事件の真相をポンド氏の「逆説」を手がかりに推理する…ちょっと変わった推理小説だし好みが分かれるところかもしれないけれど、僕は好きです、こういうの。2017/12/04

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