感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
22
最初に読んでから半世紀近く。覚えていたのは巻き舌の王妃との色事だけとは(笑)。会うたびに性格が微妙に変わる可憐で繊細な女性がヒロインで、これを男たちが取り合ういつものルパンです。しかもこの巻のルパン、誰が本命かわからないほど女に手を出ししかも百発百中ときたもんだ。二つの微笑を持つ、って題で展開は大体見当が付きますが、そこに至るドタバタがいつも以上になんだかなぁ。15年前の事件が最後に解決されるのですが、その展開がなんとまあ──あきれた。ペルセウスかよ! その頃フランスでは評判だったのかもしれませんがねぇ?2025/05/28
kk
19
図書館本。我らが怪盗紳士が、ステキだけど謎めいた女子に振り回されつつ、幾多の修羅場を踏み越えながら15年前の謎とかに迫っていくお話。ミステリーというよりも冒険活劇系、いわば昔の海賊映画的なノリって感じです。謎解きオチについてはちょっとアレかもしれませんが、kk的にはけっこう楽しく読めました。2025/06/01
背番号10@せばてん。
18
1983年読了。あらすじは忘却の彼方。(2025年6月16日入力)1983/06/16
きりぱい
12
部屋を間違えて訪ねてきたアントニーヌの可愛らしさに参ってしまったラウールことリュパン。それが15年前の未解決の惨劇に関わりが・・そしてその純朴そうな微笑みに反して警察に追われている彼女。女は昼と夜で顔が違うのか、さすがというか清純な顔にも欲望をそそる顔にものぼせっぱなしのリュパン。うーん、モテ過ぎてびっくりだけれど、惨劇の真相のミラクルにも唖然。そして最後にぎょっとさせるのは、途中火遊びの相手として名の出たボロスチリア王国のオルガ女王の結末!もう、ええ、これって!と。2012/04/22
α0350α
10
再読4回目ぐらいです。4回目ですが、クララとアントニーヌのことは何となく覚えていて後はほとんど忘れていたのでいつも通り楽しめました。もう少しリュパンがピンチになると面白いんですが。2017/05/03