感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuna Ioki☆
69
1013-216-3 ☆クリスティ祭☆アルバート・フィニーがポアロの映画は見ていたが原作は初読み。ミステリーでもありエンタメ作品でもありながら「正義とはなんぞや」を問う作品。面白く読むことはできたが登場人物たちの背景を思うとやり切れない哀しみと葛藤が感じられる。タラレバはないが、もしポアロが乗り合わせなかったら、もし雪で足止めがなかったら完全犯罪完遂されたのだろうか。2015/06/02
瑪瑙(サードニックス)
34
昔読んだから内容も犯人も全て知っているのに読みだしたら面白くて引き込まれていました。自分自身でもここが矛盾しているとか、セリフから推理した事をポワロが口にしてくれて喜んだり、見落としていた事をポワロが指摘したら、ああそうか!と思ったりして久々に楽しむことが出来ました。ただ、最後にポワロが示した二つの解決のどちらを選ぶのかをブーク達に委ねたのは、被害者を心底許せない人物だと思ったからだとは思うのですが、本当にそれで良かったのか、今は疑問に思ってしまいました。昔は単純にその解決方法に感心したのですが。2016/12/08
Mio
4
このお話を三谷幸喜監督がドラマでやると聞いて、 本を読んでから見ようと思ってさっそく図書館に借りに行きました。アガサクリスティの本を久しぶりに読みましたけど、やっぱり面白い‼︎オリエント急行乗ってみたいです。2015/01/17
MAS
3
現代のミステリ作家のバイブルとなっているだけあって最高に面白かった!列車の外に出る事が出来ないはずの犯人だが乗客である容疑者全員にアリバイがあるとは⁉︎この事件のトリックの真相には本当に驚いた‼︎ 結末、ブークの最後の台詞が何だか良かった。2019/12/19
hime.
2
内容、犯人など、全く知らずに読んだ。面白かった!でも、何よりすごいと思ったのは、私が生まれる20年以上前に訳されて刊行された本が、作者も訳者も亡くなっておられても、今なお新刊書店で普通に買えること。それだけ愛されている本なんだなぁって、しみじみ思った。2019/06/29