創元推理文庫<br> ママ、手紙を書く

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創元推理文庫
ママ、手紙を書く

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488103156
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

警察が悩む難事件も、ママにかかっては子供の遊びも同然だった。なにしろ、家で話を聞いているだけで、事件を解決してしまうのだから。そんなママが、西部に引っ越したデイヴを訪ねて、はるばるブロンクスからやってきた。そこに発生した助教授殺し。悩むデイヴの前にママは名推理を披露する!安楽椅子探偵の代表の一人とされる、あのママが帰ってきた!新シリーズ第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirune

35
電話の向こうで殺人が起きて、その時刻のアリバイが…って余りにもありがちじゃないの??と思ったら二重三重に捻ってあって、なかなか真相に到達させてもらえない☆結末はちょっとスッキリとしないけど、これがママの持ち味なのだろうな。2015/03/21

ネコベス

31
妻に先立たれたデイヴはニューヨークを離れ西部の田舎町メサグランデで公選弁護人事務所の捜査官をしていた。ニューヨークからママがデイヴを訪ねて来た頃、大学の助教授べラミイが自宅で撲殺され同僚のラソーが逮捕される。デイヴはラソーを弁護する材料を集めるため捜査を始め、事件のあらましをママに伝える。人生経験豊富で明晰なママが息子のデイヴとの会話のやり取りから真実を鋭く見出す安楽椅子探偵シリーズの長編第一弾。ママの推理の冴えは相変わらず見事だが事件の全体像からママが勝手に倫理的判断まで下すのはやや独善的だと感じた。2018/10/08

たち

31
あのママが帰ってきた!続編が出ているとは知らなかったので、出会えて、とても嬉しいです。また、あの嫁姑バトルが見られるのかと、楽しみにしていたら、なんと、お嫁さんは亡くなり、傷心の息子は、田舎へ引っ越してしまっていました。しかし、田舎でも『殺人事件』はママを待っていましたね~。事件の結末はなんとも微妙ですが、ママらしいといえばママらしい。さて、息子のもとへ越してくる事になったママに、次はどんな事件が降りかかるのか、楽しみです!2017/08/23

27
電化製品って、進化してますね。1997年の出版なのに(^^;かなり古い印象です。お話しは、古さなんて関係なく楽しみました。ママが偉大です♪2022/04/10

pepin

21
安楽椅子探偵の白眉「ママは何でも知っている」の続編。息子デイヴが移り住んだ西部の田舎町の助教授殺しを、ニューヨークから訪れたママが相変わらずの洞察力で解決に導く。前作の連作短編のフォーマットが気に入っていたので、長編の今作に少しがっかり。何よりシャーリーが亡くなっていて、ママとの丁々発止の嫁姑戦が読めないのが残念。出されない手紙で語られるママの決着の付け方には、えっ。それでいいの?と驚いたけど、これがママの筋の通し方なのだろう。自身もユダヤ人である作者の少数民族への考え方が反映されているのかも。2019/09/24

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