創元推理文庫<br> ソフィー

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創元推理文庫
ソフィー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488102029
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イギリスの田舎町。病弱なマシューは、優しく利発な姉に守られ、幸せな少年時代を過ごした。秘密の隠れ処、化石探し、暗号の日記、子供に干渉しない両親、高い知能を隠す姉、死。そして今、二人は昏い密室で語り合う…。過去と現在が交錯する中で明かされる“真実”とは。12歳でW・H・スミス文学賞を受賞、22歳で本作を上梓した早熟の天才による、幻惑と郷愁の魔術的小説。

著者等紹介

バート,ガイ[バート,ガイ][Burt,Guy]
1972年生。12歳でW・H・スミス文学賞のヤング・ライターズ・コンテスト部門に入賞。18歳で初めての小説となる『穴』(『体験のあと』)を執筆、ゴールディング『蠅の王』に比肩する作品と、評判となる。同作はソーラ・バーチ主演で映画化され、さらなる話題を呼んだ。オックスフォード大在学中に『ソフィー』を上梓。現在では、英国発のTVドラマ「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」の脚本「シークレット・ガーデン」が06年MWA最優秀TVエピソード賞にノミネートされるなど、シナリオライターとしても活躍する

黒原敏行[クロハラトシユキ]
英米文学翻訳家。1957年生まれ。東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

69
デビュー作の『穴』がとても面白かったので早速2作目。冒頭から監禁されている…。何で?顔も殴られたらしい…。何で?現在と過去が交互に語られる。秘密に次ぐ秘密。何で?どうして?を繰り返す私の脳内。そんな状態の私を置き去りにして物語は進む。謎だらけなのに不穏な空気はガンガン感じる。真相が明かされた時、やられた感と秀逸な心理ミステリーに驚愕。982020/04/21

HANA

53
かつて誰しも黄金に輝く時間を持っていた。でも誰もそこに留まることはできない、いつしか巣立つことになりその思い出だけがセピア色に包まれていく。監禁された女性と監禁犯という不穏な状態から本書は始まるが、男の語る少年時代の物語はノスタルジックで非常に美しい。二人の関係は言葉の端々から容易に推測がつくものの、主題が男の語りである以上、何の瑕疵にもならない。語りにおける最後の部分の行動とか、最後に沢山出てくるアレははやりそういう事なんだろうな。と解釈を読者に委ねる部分も多いが、そこは想像を働かせる楽しみでもあった。2015/03/16

*maru*

50
不干渉な両親のもとで二人だけの楽園を築き上げてきた姉弟。密室空間の中で繰り広げられる駆け引きと、郷愁を誘うモノローグ。何故、女は監禁されているのか。何故、男は過去を語るのか。何故、楽園は崩壊したのか。多くの疑問で埋め尽くされた物語。ネタバレせずに本書の魅力を伝えるのはとても難しいし、最終章の捉え方次第で読後感が大きく変わってくる。この結末は賛否がわかれると思うが私は好き。「自分の子供時代の意味を探すために子供時代を過ごしたように思えるんだ」彼等が幸福だった時代、そしてセピア色のエピローグに思いを馳せる。2019/11/21

空猫

33
【海外ミステリマストリード48/100】監禁された女と監禁する男(姉と弟らしい)の現在と、二人の幼少期が交互に語られる。昔は仲が良かった様なのに?何が起きているのか何処に向かっているのか分からない上、どんどん不穏に…。点々と示される謎。残り1/3位になると先が気になって仕方がなかった。ミステリでなくサスペンスホラーだったよヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!同じ作者の『穴』は映画を以前に観た。こちらも静かな狂気だったなー。2022/04/23

miroku

20
現在の異常な状況と過去の思い出話。ふたつは徐々に重なりながら異形の輪郭を露わにする。しかし現在と過去の間の違和感も増幅されてゆく。静寂に満ちた怖さの予感がページを捲る手を止めさせない。2013/06/24

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