出版社内容情報
『世界推理短編傑作集』は江戸川乱歩が愛読する珠玉の名作を厳選して全5巻に収録し、19世紀半ばから1950年代までの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供してきた。本書は5巻までに取り上げられなかったシムノン、チャンドラー、ケメルマン、イネスなど名だたる作家の名作を拾遺し、歴史的名アンソロジーの補完を試みたものである。全13作中ガボリオ「バティニョールの老人」、バック「身代金」、シムノン「メグレのパイプ」、アーサー「五十一番目の密室」の4作を新訳で贈る。
内容説明
欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』はそれらの傑作集の中から、編者の愛読する珠玉の名作を厳選して5巻に収録し、併せて19世紀半ばから第二次大戦後の1950年代に至るまでの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供した。本書では、5巻に漏れた名作を拾遺し、名アンソロジーの補完を試みた。
著者等紹介
戸川安宣[トガワヤスノブ]
1947年長野県生まれ。立教大学卒。元・東京創元社社長。編集者としてミステリ作家を多数育成する傍ら、文庫解説等の執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。