創元ライブラリ<br> サラゴサ手稿〈中〉

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サラゴサ手稿〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488070601
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

混沌として読者を幻惑するポトツキの世界
渦巻くようなヒターノの親方の物語、
真正版では削除されてしまった
〈さまよえるユダヤ人〉の物語……
工藤幸雄による異本『サラゴサ手稿』の全訳

まだまだ続くヒターノの親方の驚くべき物語の数々、数学者ベラスケスの奇妙な生い立ちの物語、大商人の息子ロペス・ソワレスの恋と、彼につきまとう妙な男ドン・ロック・ブスケロスの物語、そして真正完全版では削除された〈さまよえるユダヤ人〉の物語……。奇想天外で混沌とした迷路のようなポトツキの世界がさらに広がる。

内容説明

まだまだ続くヒターノの親方の驚くべき物語の数々、数学者ベラスケスの奇妙な生い立ちの物語、大商人の息子ロペス・ソワレスの恋と、彼につきまとう妙な男ドン・ロック・ブスケロスの物語、そして真正完全版では削除された“さまよえるユダヤ人”の物語…。奇想天外で混沌とした迷路のようなポトツキの世界がさらに広がる。

著者等紹介

ポトツキ,ヤン[ポトツキ,ヤン] [Potocki,Jan]
1761年、現ウクライナ領ピクフでポーランドの大貴族の家に生まれる。作家、旅行家、歴史家、考古学者、民族学者。家庭ではフランス語で育てられ、生活語としてポーランド語、ウクライナ語、ドイツ語の他に、弟とともに送られたスイスの塾で、英語も身につけ、さらに成年までにロシア語、スペイン語、イタリア語も習得、八か国語に通じていた。本書『サラゴサ手稿』はポーランド語より通じていたフランス語で書かれたものである。1815年、自宅でピストル自殺を遂げた

工藤幸雄[クドウユキオ]
1925年、大連生まれ。ロシア・ポーランド文学者、詩人、翻訳家。東京大学仏文科卒業。アメリカのインディアナ大学大学院修士課程中退後、共同通信社外信部記者、ワルシャワ大学日本学科講師を経て、1975年に帰国。多摩美術大学教授となる。『ブルーノ・シュルツ全集』(第50回読売文学賞“研究・翻訳賞”受賞)等、訳書多数。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふゆきち

4
さまよえるユダヤ人の話はまだまだ序章といった感じ。下巻に期待です。それにしても真正版共々ブスケロスが鬱陶しい。2025/05/11

maqiso

3
親方の中世的な冒険譚と古代エルサレムの伝説と近世的な自然観を行ったり来たりしていて、読みにくいが面白い。登場人物が枠物語という形式を批判し出すのは笑ってしまうが。2024/07/30

迦陵頻之急

3
岩波文庫の1810年版では語られない「さまよえるユダヤ人」とそのエピソードがいよいよ登場。さらに早々と登場していた数学者ベラスケスの語りも参入。アバドロ親方の語り、さまよえるユダヤ人の語り、ベラスケスの語りが同時進行しつつ交互に語られ、しかもそれぞれが入れ子構造となり、挙句に作中人物自身が、「誰が話して誰が聞いてるのか混乱します」とぼやき出す。しかもそれが本の帯の宣伝文句?になってるし。岩波版では、後半になると「ジプシーの族長の物語」ばかりが延々と続くので読み易いのは確かだが、迷宮度で勝るのは本書の方。2024/07/03

funa1g

1
上巻に比べ場面が動かず、親方とさまよえるユダヤ人の語りが続く。さらにベスキオスの数学と形而上学を混ぜたような話が挟まるので、全体としてはややかったるい。親方の話が入り組んでいったときに、ベスキオスたちが、また別の人の話になるんだ、この順番で語ったほうがわかりやすいのに、とぼやきはじめるのは愉快。話が収拾つくらしい下巻を楽しみにする。2024/08/18

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