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古代再発見

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488070458
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

大和朝廷を主軸とした中央史観に依存して、地域それぞれに独自なる海上の道をとかく見のがし、謎を解く鍵を見落としてきた。本書は、学界の第一人者が東アジア世界の広い視野に立って、古代日本の実像を多角的に捉える。日本文化の底流を探り、渡来の文化が果たした役割の大きかったことを解明する。古代史ファン必読の書。

目次

1 古代史の視点(歴史を求めるこころ;古代の虚と実 ほか)
2 神々の素顔(神道と固有信仰;調和の論理 ほか)
3 古典の背景(ことだまの世界;名乗りの源流 ほか)
4 渡来の文化(同質性と異質性;百済武寧王の誌石 ほか)
5 彼岸と此岸(沖縄のまつり;先島の御嶽 ほか)

著者等紹介

上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学教授を経て大阪府立女子大学学長をつとめる。現在大阪府立中央図書館名誉館長・姫路文学館長・京都市学校歴史博物館長・高麗美術館長。京都大学名誉教授、文学博士
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感想・レビュー

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うえ

8
さまざまな論考集。「「はじめに記録があり、次いで後に歴史がつくられた」という考えが、いかに誤ったものであるかを見事に論破した人に、ベネデド・クローチェがある。彼は「まずはじめに歴史、次いで記録である」ことを強調して、「歴史は生きた歴史であり、年代記録とは死んだ歴史である」と断言した。「歴史とは常に現在的歴史であり、年代記録とは過去の歴史である」とみなしたクローチェ」「主として文書や記録の類から歴史を模索する者は、とかく歴史の遺物であり死骸である文書や記録を絶対視しやすい。」2019/12/02

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