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出版社内容情報
伊藤彰剛による新カバー!シリーズ第三弾、小林泰三「ドロシー殺し」連載開始。泡坂妻夫未発表原稿、短編「酔象秘曲」掲載。「米澤穂信 大刀洗町講演会誌上レポート」ほか。
泡坂妻夫ほか[アワサカツマオホカ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
20
連載コミック『鞄図書館』は、前号の話を受け、マザー・グースを題材にした『僧正殺人事件』を巡るクリスマスの奇跡。ふたりの女性の交流が素晴らしい。表紙によると本号の目玉は泡坂妻夫の未発表短編、ということになるが、完成作でもあまり相性の良くない作家であるからか、展開に翻弄されつつもすっきりしない印象。並行世界を描く『ドロシイ殺し』、『ふたりの明智』も、なかなか楽しめない。渡した傘から始まる高校新聞部員の話、忘れ物取扱所の話、カルチャーセンターに集う少女たちが「本物」を考察する話など、「日常の謎」が今回も好印象。2023/01/09
やすお
7
泡坂妻夫という作家を知らなかったのだが、最初の解説を読む限りは少し昔の人という印象だ。小説も難しい言葉や旧仮名遣いが出て来て読みにくいのかと、恐る恐る読み始めたが心配することはなかった。むしろ生き生きとした登場人物が活躍するのが伝わり、舞台も現代的ですぐに作中に入り込めた。本書では、他の連載作品なども面白いが、この「酔象秘曲」が飛び抜けていたと思う。2017/04/24
ココノビエガク
7
濃い内容だったな~。読み切りも含め、今回は好きな作家先生ばかりの一冊だったので、読みごたえもあった。 早く4月になって、次号が読みたい。2017/02/17
二葉
6
小林泰三新連載、田中啓文のブラックユーモア、柴田よしき久々の連載再開、泡坂妻夫未発表作品等・・・・充実した内容の今月号。2017/02/25
ケイスケ
4
泡坂妻夫の「酔象秘曲」目的に購入。2017/02/14