出版社内容情報
ライターの田中永遠とオカルト雑誌『レムリア』の編集者・礎怜のコンビは、廃校となった元小学校に伝わる七不思議調査のため深夜の校舎に忍びこむ。ところがその場所を密かに拠点としていたテロリスト集団と鉢合わせし、捕まってしまう。永遠はそのうち一人から、ある人間の殺害と引き換えに、校舎から怜とともに解放するという密約を持ちかけられた──。やむを得ず殺人を犯す永遠だが、覆面探偵を名乗る人物に真相を暴かれ映写室に監禁される。だがそこは七不思議の一つ『時が戻る映写室』であり、気がつくと時間が殺人依頼の直前に巻き戻っていた。再び殺人に挑む永遠だったが、またしても失敗し……。鮎川賞作家が新たに挑戦する、トリッキーな長編ミステリ。
【目次】
内容説明
グロテスクな生人形の作り手として、賛辞を集める常世三姉妹。世界中の好事家を魅了していたが、一方でその人形作りについて黒い噂が囁かれていた。三姉妹の新作発表の場に立ち会うことになった麻生真哉は、六歳の娘とともに群馬の山中にある館に向かう。ところが新作人形の発表の夜、三姉妹の長女が密室状態の寝室で殺害される。館も孤立状態となり、残された姉妹は犯人を見つけるため館中を捜索し始めるが―。ある魔術を受け継ぐ一族を巡る驚愕の事件を巧みに描く長編ミステリ。
著者等紹介
市川哲也[イチカワテツヤ]
高知県生まれ。太成学院大学卒。2013年『名探偵の証明』で、第23回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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okapon
3
いやー、こういう仕掛けにするのは逃げなんじゃないですかーと思った。序盤は、時間巻き戻しを利用して何度も完全犯罪を試みる主人公の奮闘と、毎回トリックを見破り追い詰めてくる探偵の厭らしさが楽しめた。しかし、物語の転の部分において少し残念になり、結の部分で更に微妙に。ただただひっくり返したいがための真相であり、ラストなんて展開が浮いていて悪い意味でギャグだろと感じてしまった。タイトルにつけているのだから、もっとタイムリープにおける時間の重なりみたいな部分を突き詰めた作品だったらよかったのに。2.52025/12/16
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