刹那の夏

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刹那の夏

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  • サイズ 46判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488029357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この痛みとともに
わたしたちは、大人になる
運命を変える謎に出逢った人々を描く五つの物語

〈七海学園シリーズ〉の鮎川哲也賞作家が
満を持して贈る、
技巧と叙情が編み出すミステリ短編集

災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。ボトルの中の本の開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく――表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。
〈七海学園シリーズ〉の名手が満を持して贈る、技巧と叙情が紡ぐミステリ短編集。

■収録作品
「刹那の夏」
「魔法のエプロン」
「千夜行」
「わたしとわたしの妹」
「地の涯て(ランズ・エンド)」


【目次】

内容説明

災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。ボトルの中の本を開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく―表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。〈七海学園シリーズ〉の名手が満を持して贈る、技巧と叙情が紡ぐミステリ短編集。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

87
「あなたとわたし、共に堕ちていきましょう」。著者、久しぶりの作品。最近そういうのが続いて嬉しい。意味ありげな冒頭の詩や少年と少女の物語の雰囲気にらしさを思い出した。そして言葉仕掛けのこだわりの遊び心にも。表と裏、光と影、表の影に隠れていた真実のコントラストと物語が残す不穏めいた余情が印象深い。表題作と「千夜行」はゴシックを感じた。古風な世界観に訪れる刹那の劇的破綻が現実と幻想の境目を見失わせてしまうような心持ちに。子供を描いた二篇は無垢さの酷がグサりと。最後の篇はさらりとした物憂げな旋律だが聴き味がいい。2025/12/03

シャコタンブルー

47
夏、海、少年、少女そして表紙の絵から・・青春物語かと思いきや暗く冷たい寂寥感に陥った話だった。ボトルブックに記載された謎の言葉は何か、亡き伯父の秘密が次第に明らかになる展開が鮮やかだ。一冊のノートが導く真実、それはめくるめく推理の連続によりあの日の出来事が甦る。蓄積した不安、不信、欺瞞がその時爆発する。一瞬の狂気が迸る刹那の夏が確かにそこにあった。暴かれた秘密は鉛の塊のような重さで心の奥底に沈んだ。2025/12/10

雪紫

24
七河さん久々の新刊は切なく、複雑、ビターな短編集。七海学園よりダークな気がする・・・。悲しくも輝かしい夏だったなぁ、表題作・・・真相が、わかると凄い辛み。表題作以外の好みは「魔法のエプロン」と「妹」。・・・せめて、全編救いを信じたい。2025/11/29

糸巻

24
5話収録のミステリ短編集。表題作のみ長めだが、他の4話は50ページ前後の短さだというのに話の密度が高く感じられた。謎が濃い。登場人物たちが必死に抱えてきた秘密。終盤で明かされた時に打ちのめされる。しんどいな、救われないなと思いながらなんとか読み終えた。『刹那の夏』は伯父の遺品に込められた謎を解いていく。知らないままで良かったのでは?死後に憶測で語るのはどうか?と余計な事を考えてしまった。好みは『千夜行』と唯一救いが感じられた『地の果て』。作家さん特有の仕掛けが随所に見られる1冊。2025/11/17

ガットウ

19
★★★★4.3点。味わい深い短編集、面白かった!2025/11/27

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