出版社内容情報
あなたが集めてきたものは、決して無駄なんかじゃない
ペットボトル飲料のおまけ収集を通じて生まれた、
孤高な同僚との交流を描いた表題作をはじめ、
一見価値のないものを大切にする人々の姿を
優しく綴った愛おしい短編集
何も言わずいなくなった彼氏を探して、かつて彼の部屋で見た毎年同じ日に同じ駅で発行されている切符を頼りに弁天島駅に降り立つ。そこで彼のことをよく知っている風な女性と出会って……(「きみは湖」)。そのほか、一見無駄に見えるものを大事そうに集める人と、彼・彼女らの内面を知ろうとする人たちが不器用ながらも寄り添い合う様子を描いた、全5編からなる愛おしい短編集。
内容説明
地方の不動産会社で働く瑞季は、鬱屈した日常の中、自分だけの小さな楽しみとして「アルパカのヤスオ」のキーホルダーをひそかに集めている。ところが、孤高を貫いて怖がられている先輩社員の今泉さんとの意外な共通点やささやかな交流を通じて、瑞季の心に少しずつ変化が訪れる―表題作をはじめ、誰かにとっては価値のないものを大事に集める人と、その心を汲み取ろうとする人たち。そんな彼・彼女たちが、ぎこちないながらも心を通わせていく姿を優しく綴った、五つの物語からなる愛おしい短編集。
著者等紹介
砂村かいり[スナムラカイリ]
2020年『炭酸水と犬』『アパートたまゆら』で第5回カクヨムWeb小説コンテスト恋愛部門〈特別賞〉を二作同時受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hiace9000
ネギっ子gen
えんちゃん
konoha
sayuri