深淵のテレパス

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深淵のテレパス

  • 上條 一輝【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東京創元社(2024/08発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488029081
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ホラーとして娯楽小説として、
非常に高いレベルでまとまっていた。――澤村伊智

息長く活躍してくれそうな期待を抱かせる、
大器である。――東雅夫

両選考委員大絶賛の創元ホラー長編賞受賞作

あなたが、呼ばれています。
あなたには、その声を聞くことができません。
私は、暗い水の底にいます。
暗く、危険な場所で、あなたを待っています。
私は、姿かたちを変えて、あなたの前に現れる。
とても、醜い姿で。
恐ろしい私の姿を見たあなたは、
正気を保っていられなくなるかもしれません。
私は、そうなることを狙っています。
……あたなに伝えておきます。
それが、私にできる唯一のことだからです。
光を、絶やさないでください。
(『ある女子学生の怪談』より抜粋)

「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水――あの時聞いた”変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。

内容説明

「変な怪談を聞きに行きませんか?」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントでとある怪談を聞いた日を境に、高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音。ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水―あの時聞いた“変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが…選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。

著者等紹介

上條一輝[カミジョウカズキ]
1992年長野県生まれ。早稲田大学卒。現在は会社員の傍ら、webメディア“オモコロ”にて加味條名義でライターとして活動している。『深淵のテレパス』(応募時タイトル「パラ・サイコ」)で創元ホラー長編賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

330
選考委員から絶賛され圧倒的な支持を受けた創元ホラー長編賞受賞作。稀に見る素晴らしい作品で最初から最後まで面白く楽しめました。ミステリとオカルトが融合した作品ですが小手先の合理性に逃げずに怪談の王道を貫き通したのが良かったと思います。東京の地下には本当にこんな風な迷宮の如き怪しい場所が存在するのではないかと思わず信じさせてしまうリアリティーを感じましたよ。著者は将来性を感じさせる逸材ですので今後ともどんどん執筆して頂いてホラーミステリの傑作を量産していって欲しいと期待しておりますね。#NetGalleyJP2025/02/12

パトラッシュ

283
ホラー小説は最後までストレートに展開するドラマが身上だが、本書は単純に恐怖を追求するだけでなくユーモア要素を取り入れている。導入部は楽し気な怪談イベントだが、怪奇現象や失踪事案が相次いで不気味な霧がたちこめてくる。そこに漫才コンビを思わせる二人組の探偵が、ドタバタと掛け合いながら真相解明へ猪突猛進していく。重苦しい事件を軽すぎる探偵が調べるちぐはぐさが物語にリズムを与え、快調に読み進められる原動力となっている。悲劇的な結末は用意できない制約もあるが、似たような設定が多いこの分野で新鮮さを感じたのも確かだ。2024/09/18

のいじぃ

165
読了。オカルトと物理の融合。先に読んだ本がアニメ向きならこちらはTVドラマ向き。仁王立ちする晴子さんがある女優さんと重なります。天井裏の怪音に吸音ウレタンで対応しているのは大好きですし天候を使って上手く演出しているのも良いと思いました。ラストも意味深。ただ、ところどころ雑だなと感じることもあり突き抜けて怖面白い、とはなりませんでした。カレンの気の強さは最初から漂わせていたとは言え犬井にあのセリフを言わせるほど掘り下げるでもなく、部隊の話も印象操作に繋がりそうなことを2度繰り返しているのは引っかかりました。2025/01/12

ぽんすけ

159
著者の受賞作にしてデビュー作らしいが、文章といい構成といい新人さんとは思えないくらい完成していた。文章がうまいので話がスルスル入ってくる。見えない存在に脅かされ日常が侵食されていくというホラーの定番でありながらも、光と闇のコントラストを上手く読者に想像させることで、読み手自身の部屋の暗がりを意識させて恐怖をより感じさせることができていたと思う。又登場人物の個性が際立っていたので、怪奇現象に対し能動的に動き解決へと至る過程に引き込まれた。小道具の使い方もよく、なるほど最初のアレがそうなるのかと思わず感心した2025/04/07

Kanonlicht

138
オカルト研究会の怪談イベントへ参加後、怪異に遭遇するようになった女性。依頼を受け、怪奇現象を調査して回っている二人組が解決に奔走する。『リング』のような往年のホラーブームを彷彿させる「呪いの連鎖系」ホラー。しっかり伏線もきいていて、するすると一気に読んでしまった。怪異の不気味さとは対照的に、どこかあっけらかんとした登場人物たちは、それぞれしっかりキャラクターが立っていて、これは続編が期待できそう(主人公に思わせぶりな過去もあったし)。近頃モキュメンタリー系が多い中、久々にスッキリできる良いホラーだった。2024/12/19

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