六色の蛹

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六色の蛹

  • 櫻田 智也【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029036
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

昆虫好きの優しい青年は、
人の心の痛みに寄り添う名探偵
日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した
『?かえる』に続く、〈?沢泉〉シリーズ最新作! 

昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉(せみ)かえる』に続く、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作! 著者あとがき=櫻田智也

■目次
「白が揺れた」
「赤の追憶」
「黒いレプリカ」
「青い音」
「黄色い山」
「緑の再会」

内容説明

昆虫好きの心優しい青年・〓沢泉。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった…。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『〓かえる』に続く、“〓沢泉”シリーズ最新作!

著者等紹介

櫻田智也[サクラダトモヤ]
1977年北海道生まれ。埼玉大学大学院修士課程修了。2013年「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞。17年、受賞作を表題作にした連作短編集でデビュー。18年、同書収録の「火事と標本」が第71回日本推理作家協会賞候補になった。21年、『〓かえる』で第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

229
人の心で知らぬ間に巣食っていた違和感や気がかりが、いつの間にか蛹となり少しずつ大きくなっていく。思いがけない真実を知った時に蛹は羽化するが、傷ついた心がどうなるかわからない。耐えられたら前に歩を進められるが、だめならば血を流さずにはおれなくなる。昆虫を愛してやまない魞沢泉は、この世で唯一その傷口が見えていた。傷の痛みに苦しむ人びとに寄り添い、破滅や後悔に苛まれる歪んだ思いをまっすぐにできる本物の心の医師といえる。それぞれの謎は小さくアクションも少ないが、派手なドラマより静けさに潜む悲劇を味わう作品揃いだ。2024/07/08

タイ子

143
シリーズ第3弾。久しぶりの魞沢泉は相変わらず魅力的な人物。6色の色をテーマに虫大好き人間の魞沢が解く事件の鍵、そして彼だから解かれた人間の奥に潜む善意と本性。連作短編集なので、前に解決したストーリーが後編で違う視点で浮かび上がるという人と人との繋がりも見えて面白い。好きなのは「赤の追憶」。母と娘の関係に思わず涙。後半に再び登場する時には笑いの中に再び涙。どの物語をとってもどこかに哀しみが見えるのは人々が抱えるそれぞれの苦悩を隠そうとするからだろうか。魞沢の優しさが沁みる作品。まだまだ続けて欲しいシリーズ。2024/07/17

143
24年5月初版。いつも作者様から新刊を頂戴するのですが三度目にして初のサイン入り!ありがとう!(筆跡は変わらない笑)いつも遅読で申し訳ないのですが(続々とみなさんの感想が上がると焦る)、今回は読み終えるのが惜しくて、格段に腕を上げられたなという印象です■さて、本作品は「ホワットダニット」の名手(と言っちゃおう)が送る魞沢泉(えりさわせん)シリーズ第3弾。短編6作品を収める連作集■帯にもありますが、人の後悔に寄り添う名探偵、真実を明らかにすることで痛みを和らげてくれる。読むと温かい気持ちになれるミステリ。2024/06/19

stobe1904

135
【魞沢泉シリーズ】短編5篇とエピローグから構成されているミステリ連作集。昆虫好きはもちろんだが、色が重要なテーマとなっている点が興味深い。論理的に謎を解き明かすが、心優しい魞沢泉の気遣いがなんとも心地よい。『赤の追憶』とエピローグが秀逸。次回作が待ち遠しい作家の一人。★★★★★2025/01/09

タックン

133
読みやすくておもしろかった。それシリーズ3作目とは知らなかった。 昆虫好きの青年が行く先々で事件に遭遇する、今回は色に関する事件っぽい。 赤と青と緑の作品が連作短編っぽく密接に絡んでてよかった。 特に(赤の追憶)が真相は実は物悲しいが、それでいて読むものの胸を熱くする。(緑の再会)でよかった・安心した・ほっこりした。 (青い音)でのインクの薀蓄には参った、感心した。 いつか賞を受賞したシリーズ2作の(蝉かえる)を読んでみたい。2024/07/10

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