影踏亭の怪談

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影踏亭の怪談

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  • サイズ 46判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028428
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

僕の姉は実話怪談作家だ。本名をもじった「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式で作品を発表している。そんな姉が年明け、瞼を縫い合わされ束縛された状態で密室から発見された。彼女が調べていた、ある宿屋で起きる怪異との関連を疑った僕は、件の宿〈影踏亭〉へ足を運ぶが、そこでなんと密室殺人が起きてしまう。第17回ミステリーズ!新人賞受賞の新鋭が贈る本格×怪談ミステリ。

内容説明

僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、専攻していた民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この常識を超えた怪現象は、取材中だった旅館“K亭”に出没する霊と関連しているのか?調査のため“K亭”こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう―第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

著者等紹介

大島清昭[オオシマキヨアキ]
1982年栃木県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。研究者として幽霊・妖怪について論考を発表するかたわら、2020年、怪異と謎解きのバランスの新しさを高く評価された「影踏亭の怪談」で第十七回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

149
プロローグから。両瞼を縫いつけられて意識を失った姿。縫いつけた糸が自分の髪の毛って、しょっぱなからビビる。でも全編、ドロドロのホラーなのか、と思えば事件の解決には筋立った論理があり。背景には理屈で説明できないものが。良い感じでホラーとミステリーが融合している。が、が!全ての話が繋がる最終話で明らかになる真相はちょっと怖すぎた。恐ろしい。2021/11/25

ちょろこ

144
いちいちそそる一冊。怪談とミステリのコラボ。怪談ライター呻木叫子の名前といい、怪談といい、とにかくいちいちそそる。目蓋を髪の毛で縫い付けられた状態がいきなり興味と不気味さをそそる。そしてそれを密室事件にして謎解きまでしてしまうところがまたそそる。トンネル怪談は恐怖感半端ない上、見事な密室に仕立て上げるところは感嘆の吐息。しかも"今まで"をまとめあげたこの出来栄えが最高にそそる。まるでこうなるように導かれていたのかな、呻木さん。ただラストの編集部の追記はいかにもありがちでこれは要らなかったかなという印象。2021/10/07

モルク

116
実話系の怪談作家呻木叫子が、取材に行った先で殺人事件が…4話の連作短編集。ホラーだと思っていたらミステリーだった。それぞれ独立した話だと思っていたものが、4話目の最後にきてひとつに繋がる。真相は…ああああああああああ………おそろしや2023/08/25

ままこ

83
四つの怪異が織りなすオカルトミステリー。尋常ではない状態で見つかった怪談作家の呻木叫子。彼女が取材したルポルタージュから導かれるように繋がる奇縁。「ドロドロ坂の怪談」本当に恐れられることは自然と秘されるんだな。「冷凍メロンの怪談」奇妙な連続事件の結末はどうなるのかあああああああ…。闇に溶け込むような色合いのげみさんの装画も何かが潜んでいそう。俯瞰的で淡々としてるけどゾッとする。まさかの展開だったタイトル作は【第十七回ミステリーズ!新人賞受賞】怪異と推理のバランスが絶妙で怖面白かった。2023/08/04

aquamarine

81
実話怪談作家「呻木叫子」のフィールドワークとルポタージュを軸とした連作短編の形で話はすすむ。表題作の一話目でいきなり叫子さんの受難に恐怖を煽られたが話としてはしっかりミステリでもある。ところがすべてに解決がつくかと思っていると最後に思い出したようにじわりと恐怖が残される。朧トンネル、ドロドロ坂とこのミステリ中に垂らされたホラーの味わいを楽しんで読んでいたが、最終話の冷凍メロンで愕然。全てを繋いで収束させてしまったラストに息をのんだ。終わり方はちょっと勿体ない気もするが、新人賞受賞作とのこと、今後が楽しみ。2021/12/29

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