偶然にして最悪の邂逅

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偶然にして最悪の邂逅

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  • サイズ 46判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488028312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

意識が戻るとあの日から三十八年も経ち、時代は昭和から令和へと移り変わっていた。なぜ自分はこの穴でひっそりと殺害され、どうしていま幽霊として目覚めたのか? トリッキーな謎解きで読者を魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」など、過去と現在が交差しながら怒濤の展開へと突き進む。“日常の中に潜む非日常”をテーマに、デビュー二十五周年を迎えた著者が贈る、記念すべきミステリ短編集。全五編収録。

内容説明

気がつくと昭和から令和へと元号も変わり(なんと平成という時代もあった!?)、三十八年も経っていたうえに、自分は幽霊になっていた。どうやら何者かに殺害されて、ここに埋められたらしいが、いったいなぜ?トリッキーな謎解きで魅了する「ひとを殺さば穴ふたつ」。高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、過去と現在が交差しながら、怒涛の展開へと突き進む、“日常の中の非日常”を魅惑的な筆致で贈る全五編。デビュー二十五周年を迎えた著者の、記念すべきミステリ短編集。

著者等紹介

西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。アメリカ・エカード大学創作法専修卒。第1回鮎川哲也賞最終候補を経て、95年「解体諸因」でデビュー。SF要素のある本格ミステリで人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっこ

61
5編のミステリ短編集。いろいろと凝った作品なんだと思うのだけれど、会話だけで進んだりとても読みづらかったです。イマイチ入り込めずに流し読み。ちょっと残念。2021/03/16

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

59
タイトルに惹かれて手にとった1冊。西澤さんは初読みの作家さん。本書は、デビュー25周年記念5つのミステリー短編集。どの話も少人数の登場人物で会話中心に話が進んでいくが、名前や地名に難解なものが多く、また現在と過去が入り交じるので、読み終わるのに時間がかかった。「人を殺さば穴二つ」と「リブート・ゼロ」は面白かったが、これ以外の3話はけったいな話でもやもやが残った。好き嫌いが分かれる1冊。 2021/04/14

雪紫

58
「SFや超能力、匠千暁シリーズが絡んでない西澤さんってどんな作風?」解答「これ読めば何割か理解出来る」。最初の幽霊話以外、複雑につき読み返すの必須。真相がわからなくても真相判明シーンで「ですよね~」と漏れる謎展開(本当にわからなかったんですよ!)。令和に変わりゆくことを意識するなか西澤さんは思うままに書いているな、というのが良くわかる短編集。ただ、複雑なので真相がわかったら落ち着いて再読が吉。面白かったのは「ひとを殺さば穴ふたつ」「リブート・ゼロ」。2021/02/15

Gemi

50
西澤保彦さんの本格ミステリが5編詰まった短編集。デビュー25周年だと。まぁ西澤さんのロジカルな感じが好きならまず間違いなく楽しめる。私もこの手が好きなので読んでいたのだが、なかなか頭の中の整理が追い付かず少々てこずった。最後まで読むとあれがあーなってそういうことだったのかー…ん、んー?みたいな。2度読み必至。何度ページを遡ったことか。でもどれもなるほどと納得。これぞ西澤ワールド。スカッとするわけではなかったけど読み応え十分。ハマる人しかハマらないんだろうなとは思う。私はハマったクチなので面白かったのだ。2022/01/25

pen 

48
いつからだろう。西澤さんの作品のレビューに、エロ描写の多い、少ないが紐づくようになったのは。タックシリーズの安楽椅子探偵ぶりはもちろん、初期の頃の奇想天外な設定からの着地の見事さがどんどん影を潜めているような・・・ おいおい、本作の感想無しかいって だって・・・(笑)2021/01/24

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