名探偵の証明 密室館殺人事件

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488027421
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気ミステリ作家の自宅(密室館)に軟禁された8人。館内で起こった殺人事件を論理的に解決できれば、そこから解放される!? 名探偵・蜜柑花子がその謎に挑む、シリーズ第2作。

内容説明

気がつくと密室館と呼ばれる館にいた日戸涼は、他に七人が閉じこめられていることを知らされる。屋敷啓次郎に心酔しているミステリ作家・拝島登美恵が、取材と偽って密室館に監禁した男女八名。顔を兜で隠した人物や何事にも無気力な人物など曰くありげな人々に加え、名探偵として誉れ高い蜜柑花子までいた―!!館内で起こる殺人のトリックを論理的に解くことができれば解放される、と拝島は言うが果たして?出口のない館の中で次々に起こる殺人事件。トリックの解明に挑む蜜柑花子の苦悩と渾身の推理、さらに“名探偵の宿命”をフレッシュな筆致で描く“名探偵の証明”シリーズ第二作。

著者等紹介

市川哲也[イチカワテツヤ]
高知県生まれ。太成学院大学卒。2013年、『名探偵の証明』で第23回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

103
名探偵の証明その2。インシテミルのハウダニット特化版?。本作はやっぱり蜜柑がメイン探偵役で屋敷はどうなった?。シリーズも続きそうなので今後も楽しみ。2014/11/29

takaC

84
なんとそう来たか。なんかお見事。なんて書いとく。シリーズ物の途中からだと認識しながら気にせず読んだけど、こりゃ続編出る前に遡って読んでおかないとダメですね。さっそく貸出予約だ。2015/07/30

☆よいこ

75
再読。てか読んでたけどちーっとも覚えてなくて、読んだかどうだか自信なくて再読。流し読み。▽ミステリ作家が集めた8人を密室館に閉じ込めて殺すという。どうやって殺人を行うのか[ハウダニット]を推理せよ!と、名探偵蜜柑花子に挑戦状を叩きつける。▽なるほどなるほど…。また忘れそう。2021/09/06

Bugsy Malone

68
往年の名探偵屋敷啓次郎を主人公に置き名探偵の存在自体をテーマした前作、本作ではその屋敷に憧れ、屋敷が後継者とも認めた蜜柑花子が主人公に。前作で絆を紡いだばかりの屋敷との別れを経験し、それでも壮絶な決意を持ち探偵を続ける痛々しい程の今作の蜜柑。語り手は1作目の屋敷の一人称から蜜柑を憎む俺に変わる。設定はクローズドサークルの中の殺人事件、そそられる。でも面白さはそこだけでは無かった。蜜柑花子を見守る事、それこそが自分にとっての面白さとなる部分だった。2021/09/05

aquamarine

66
ストーリーはインシテミルを彷彿とさせるもので前作と同様のテーマとなっていて目のつけどころには感心します。トリックも前作同様あっさりで(最初に出てくる密室館の見取り図にわくわくした分)がっかりしてしまいますが、テーマ上仕方ないですね。最後単純にそのままでは終わらない所など軽くあっさり読めていてもしっかりとできていると思います。また登場人物があまり魅力的に感じられないのが残念です。まだ2作目なので今後変わってくるでしょうか。好んで先を楽しみに待つというほどではないですが、次も出たら手に取ると思います。2015/03/22

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