出版社内容情報
あの名探偵が甦る。世界有数のホームズ・ファンが愛と敬意を込めて、名探偵の「語られざる事件」を鮮やかに作品化してみせた、最高水準のパスティーシュ登場。6編を収録。
内容説明
かつて彼の推理に心弾ませたすべての人々へ―あの名探偵が、甦る。大英帝国を縦横無尽に駆け巡るシャーロック・ホームズと相棒ワトスン博士の“語られざる事件”を、世界有数のホームズ・ファンが愛と敬意を込めて作品化した、最高水準のパスティーシュ。最新の活躍譚六編を収録。
著者等紹介
北原尚彦[キタハラナオヒコ]
1962年東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、評論家、翻訳家、また大のシャーロック・ホームズ・ファンとしても知られる。小説家としては90年、『ホームズ君は恋探偵』(北原なおみ名義)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
54
図書館本。一人シャーロック・ホームズ祭り第21弾。日本人作家による「語られざる事件」を描いたパスティーシュ。読みやすいし、中身も良くできている。中でも「詮索好きな老婦人の事件」は、トリックが分かりやすくて良い。★★★★☆2017/09/13
松風
33
正統派を超えて「正確な」までのパスティーシュ。ファンに対する様々な仕掛けに、本家を読み直したくなる。2015/01/20
ぽま
24
「語られざる事件」パスティーシュ短編集6篇。正典の雰囲気をしっかりと踏襲した構成で、どの作品もかなり完成度が高い。出典元を明記しているので、正典も併せて読み返したくなる秀作。/お気に入りは、「憂慮する令嬢の事件」。2014/12/13
ren5000
23
ホームズのパスティーシュの中でも1,2を争う素晴らしい出来だったと思います。まるで本物のホームズを読んでいる気になり遥か昔の中学生時代に戻った気がしました。個人的にほっこりと満足。2015/02/19
朔太郎
21
とても良く出来ています。正典に忠実なホームズの語られざる事件のパスティーシュ集。感想を書かれている方々が口を揃えて絶賛されていますが『憂慮する令嬢の事件』が特におすすめです。様々な依頼人が登場するホームズ物語の中でも珍しい依頼人ではないでしょうか。2015/02/08
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