内容説明
開国、薩長同盟、大政奉還、戊辰戦争、西南戦争等、歴史的事件の裏で志士や諸藩のパトロンとなり、自らも倒幕運動に参加した商人たちの幕末史。
目次
第1章 開国に揺れる日本を商人たちはどう生きたか?(鎖国の時代にロシアとわたりあった男―異国船の接近と高田屋嘉兵衛;開国を訴えた豪商の海外雄飛の夢―黒船来航と濱口梧陵 ほか)
第2章 尊王攘夷の時代を駆け抜けた商人たち(義に生き奇兵隊に入隊した商人―攘夷の旗手・長州藩と白石正一郎;会津の山本覚馬と取引した異国人―佐幕派の雄・会津藩とカール・レイマン ほか)
第3章 長州受難から大政奉還までを生きた豪商たち(尊王攘夷派を支援した京の材木商―禁門の変と福田理兵衛;焼け跡から京の町を救った高島屋創業者の秘策とは―どんどん焼けと飯田新七 ほか)
第4章 明治の代を華麗に生きた豪商たち(新政府と旧幕府の争いに関わった三井の大番頭―鳥羽伏見の戦いと三野村利左衛門;機先を制して財閥を築いた男―戊辰戦争と大倉喜八郎 ほか)
著者等紹介
福田智弘[フクダトモヒロ]
1965年埼玉県生まれ。1989年東京都立大学(現・首都大学東京)人文学部卒業。編集・デザインディレクターを経て、現在、国内外の歴史、古典文学関連を中心に、精力的に執筆活動を行なう作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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