創元クライム・クラブ<br> クララ殺し

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創元クライム・クラブ
クララ殺し

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488025502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大学院生・井森はある夜、緑豊かな牧草地の世界に迷い込む。夢の中では間抜けな蜥蜴・ビルになってしまう井森は、そこで車椅子の美少女・クララと「おじいさん」と呼ばれる男に遭遇する。翌朝大学に向かった井森は車椅子の少女・露天くららに出会う。彼女は何者かに脅されているため、大学教授のおじ・ドロッセルマイヤー教授に助けを求めてやって来たという。彼女のために脅迫犯捜しに乗り出した井森だが……『アリス殺し』の姉妹編登場!

小林泰三[コバヤシヤスミ]

内容説明

大学院生・井森建は、ここ最近妙な夢をよく見ていた。自分がビルという名前の蜥蜴で、アリスという少女や異様な生き物が存在する不思議の国に棲んでいるというものだ。だがある夜、ビルは不思議の国ではない緑豊かな山中で、車椅子の美少女クララと“お爺さん”なる男と出会った。夢の中で「向こうでも会おう」と告げられた通り、翌朝井森は大学の校門前で“くらら”と出会う。彼女は、何者かに命を狙われていると助けを求めてきたのだが…。夢の“クララ”と現実の“くらら”を巡る、冷酷な殺人ゲーム。

著者等紹介

小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊行の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『ΑΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。11年刊の『天獄と地国』で第43回星雲賞(日本長編部門)を受賞。14年刊の『アリス殺し』は2014年啓文堂書店文芸書大賞第1位となり、「SUGOI JAPAN Award 2016」エンタメ小説部門第3位に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

429
アリスの世界とはまた別の異世界で起きたクララ殺しの犯人に迫るSFファンタジーミステリ。今回の主人公は前作でも活躍した井森/トカゲのビル。ただ、『アリス殺し』と比べるとイマイチ。物語の構造があまりにも複雑すぎるし、かといってオチのインパクトは前作に劣る。また、題材としているホフマンの作品についても私は知見がなかったので、登場するキャラクターたちにもなじみがなく、その意味でもあまり楽しめなかった。一応、ホフマンの作品については作品が終わったあとに解説もついているが。2016/12/31

starbro

289
『アリス殺し』に続いて小林泰三、二作目です。本格長編ミステリというよりも、SFファンタジーミステリという感じです。著者はドイツの作家の作品をモチーフにと説明していますが、実は家庭教師のトライのCMにインスパイアされて、面白がりながら書いたのではないでしょうか?どこかにハイジとペーターも隠れているのでは?本作はそんなに悪くはないですが、小林泰三のファン以外にはオススメしません。2016/08/24

nobby

168
な、なんとか置いていかれずに読み切れたはず(笑)クララと言ってもハイジじゃなくて「くるみ割り人形」、そこに全く読んだことないホフマン小説が絡みあって登場する人物達にしがみつくのに必死!今度はホフマン宇宙と地球で繰り広げられるパラレル展開。前作アリスでの設定を知るが故に、新たなリンク模様に納得いや騙されたのか…何よりビルじゃなくて井森の軽率な死にぶりに笑う。それほど広くない人物相関に、どこかで聞いた名前も交えてグチャグチャに導かれての感想は「やられた…」ラストまた繰り返される合言葉にレッドキング覚醒の脅威…2020/03/16

ままこ

93
シリーズ2作目。あら、彼ら復活している⁉︎読む人を選ぶ奇妙で愉快なおとぎの国のミステリ。今作はアリスより一段と登場人物も多く複雑な関係で名前も覚えにくい。だけど癖になってしまうシュールな世界観。トリッキーな展開に翻弄されながらも楽しめた。ラストはそこに繋がるのか!世界はがらりと変わる…。2019/05/16

ちーたん

86
★★★★☆メルヘンミステリシリーズ第2弾!メルヘン世界と地球がリンクする前作の世界観を引き継ぎアノおとぼけキャラが華麗なる復活を遂げ帰ってきた(笑)クララ=アルプスの少女ハイジを連想したがドイツ作家ホフマン氏の小説が物語の主軸になってるとのこと。メルヘン世界の『クララ』に脅迫状が届き、その後地球の『くらら』が死亡した。それはメルヘン世界の『クララ』の死を意味する。犯人はいったい?ミステリとしては前作を下回った印象。でもブラックユーモア満載でヤスミンファンには嬉しいおなじみキャラが多く登場したからGood♪2019/09/11

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