出版社内容情報
水と光をモチーフに描かれる10の世界……
◆赴任した先の地方の街の高校には、校庭の中央に路面電車の終着駅があり、
◆ワイン片手にボートで夜の海へ漕ぎ出すと、月を隠した雲が凝集をはじめ、
◆酒場の地下深く、小さな部屋に穿たれた四角い水面は、そこにしかないという「海」であり、
◆全面硝子張りのカフェでは、街が大雨で水没して帰れなくなった男女が時間をつぶし、
◆炎天下で咽の渇きを癒そうと入った小さな店には三匹の猿がいて奇妙な行動を起こし……etc.
少しずつ重なり合った10の物語世界を一人の酒場の主人がつなぐ、ノスタルジックな、日常のSF幻想。
内容説明
赴任した先の地方の町の高校には、校庭の中央に路面電車の終着駅があり…酒場にボートを貸してもらいワイン片手に海へ出ると、月を隠した夜空の雲が凝集して小爆発を繰り返し…酒場の地下深く、小さな部屋に穿たれた四角い水面。それが、そこにしかないという「海」であり…全面ガラス張りのカフェでは、大雨に水没して帰れなくなった男女が時間をつぶし…少しずつ重なり合った十の物語世界を、一人の酒場の主人がつなぐ。ノスタルジックな、日常のSF幻想。
著者等紹介
平田真夫[ヒラタマサオ]
1958年、東京都生まれ。83年、東京工業大学大学院理工学研究科化学専攻修士修了。在学中は東京工業大学SF研究会に所属。84年、日本SF大会EZOCON2主催の小説賞「エゾコンSFコンテスト」に「マイ・レディ・グリーン・スリーヴス」が入選し“SFマガジン”に掲載された。86年、小学館発行のパソコン雑誌“ポプコム”にアドベンチャーゲームを連載。87年には森山安雄名義でゲームブック『展覧会の絵』(創元推理文庫)を発表。同書は当時刊行されていた社会思想社発行のゲームブック専門誌“ウォーロック”誌上で毎月開催されていた「読者による人気投票」の第1位を長らく獲得しつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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