ミステリ・フロンティア<br> 狼少年ABC

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ミステリ・フロンティア
狼少年ABC

  • 梓崎 優【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488020309
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

これから世界を知るだろう、
君たちの物語。

『叫びと祈り』の著者が贈るエモーショナルな春夏秋冬の作品集

「俺、昔、喋る狼に会ったことがあるんだよ」カナダの温帯雨林にやってきた三人の日本人大学生。狼の生態に関するフィールドワークのかたわら、ひとりが不思議なことを言い出して──(表題作)。
大人になる前の特別な時間を鮮やかに切り出した、四つの中編を収録。『叫びと祈り』『リバーサイド・チルドレン』の著者が贈る、ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説。

■収録作品
「美しい雪の物語」
ボストンからハワイ島にやって来た少女は、叔父の家で古びた日記を見つけた。そこに描かれていたのは男女の出会いと別れ、そして再会の約束。ふたりは本当に再会することができたのか?

「重力と飛翔」
冬休み初日、隣の席のクラスメイトが校舎の屋上から墜死しているのが発見された。彼のデジカメに残っていたという不思議な写真の謎解きにふたりの高校生が挑む、通夜の晩の物語。

「狼少年ABC」
「俺、昔、喋る狼に会ったことがあるんだよ」カナダの広大な温帯雨林にやって来た三人の日本人大学生。狼の生態に関するフィールドワークのかたわら、ひとりが不思議なことを言い出して……。

「スプリング・ハズ・カム」
同窓会の日、タイムカプセルから飛び出したのは、15年前の卒業式で起きた放送室ジャックの、犯人による犯行声明だった。密室状況から消え失せた犯人の謎に、かつての放送委員たちが挑む。


【目次】

内容説明

「俺、昔、喋る狼に会ったことがあるんだよ」カナダの温帯雨林にやってきた三人の日本人大学生。狼の生態に関するフィールドワークのかたわら、ひとりが不思議なことを言い出して―(表題作)。大人になる前の特別な時間を鮮やかに切り出した、四つの中編を収録。『叫びと祈り』『リバーサイド・チルドレン』の著者が贈る、ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説。

著者等紹介

梓崎優[シザキユウ]
1983年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。2008年、短編「砂漠を走る船の道」で第5回ミステリーズ!新人賞を受賞する。選考委員から激賞された受賞作を第一話に据え連作化した『叫びと祈り』を10年に刊行。同書は《週刊文春》ミステリーベスト10国内部門第2位をはじめ各種年間ミステリ・ランキングの上位を席巻し、2011年本屋大賞にノミネートされた。13年に初長編となる『リバーサイド・チルドレン』を発表し、翌年に第16回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

82
出ると言われて結構な時間が経っていたが何と著者の新短篇集が登場。読み始めて文章が描き出す澄んだ光景を頭に浮かべながら、あぁこんな感じだったと。書かれた時期はまちまちだがいずれのミステリも著者らしさを堪能できた。謎を解くことの意味、謎が解けたことの痛快さより、その氷解がもたらした感傷と救いの方が程よい優しさと共に心の中を満たし続ける。実は謎もリドルストーリーのように残っていて、本当の正解が明確に示された訳じゃない。でもどの篇もこうだったらいいなと思える答えを望んでいる自分がいた。またそんな謎解きを次作でも。2025/11/29

シャコタンブルー

47
2010年デビュー作から本年まで三冊の出版という寡作な作家だが、4話の短編どれも粒ぞろいで面白かった。「重力と飛翔」コーヒーカップが割れるシーンが鮮やかだった映画「ユージュアル・サスぺクツ」を称賛する高校生の映画オタクの死の真相をめぐる話で印象に残った。雪の中に置かれた赤い傘の謎。白と赤の色彩が生と死を象徴するようでいつまでもその残像が瞼に残った。「スプリング・ハズ・カム」高校の卒業式での出来事を現在33歳から当時の18歳を顧みると若気の至りではなく青春の煌めきとも思える切なさで輝いていた。2025/12/14

かんらんしゃ🎡

40
知らない作家だし、この安っぽげなタイトルじゃ手を出しにくい。だけどレビューの評判が良くて、気まぐれに釣られてみた。「美しい雪の…」空気は村上春樹に似てる。同じハワイ舞台でいえば「ハナレイ・ベイ」とか。静かな作風の中に少しだけミステリアスで最後は優しくホンワカする。そして4編目の『スプリング…』にもビビッと痺れたー😲こういう拾いものがあるから読メがやめられない😊😊2025/12/06

stobe1904

38
【日常の謎ミステリ】『祈りと叫び』が気に入ったため、手に取ることに。4つの短編で構成されているが、登場人物は少年から青年までの若者たちが中心で、日常の謎を瑞々しい丹念なタッチで前向きに生きる勇気を、また時にはほろ苦く生き様を描いている。日常の謎なので派手な展開はないが、それでもミステリとして最後のヒネリは効いている。最後の『スプリング…』のクロージングは印象的だが、反則気味かな?★★★★☆2025/12/01

koma-inu

36
著者待望の12年ぶり新作、4短編。どの話も青春ミステリで、少年から大人にかわる甘酸っぱさが素敵。謎解きがストーリーの深い所を突き、心がジーンときます。幼年期に喋る狼に会った記憶を暴く「狼少年ABC」。謎が解けた時の、愛情たっぷり感が心地よい。完成度高いヒューマンドラマ。15年前の卒業式で起きた事件を解明する「スプリング・ハズ・カム」。再読ですが、あの秀逸な仕掛けをもう一度味わえました。よく出来てます。ラストシーンで、再度号泣😭何編読んでもここは素晴らしい・・とても胸打つ傑作です。2025/12/12

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