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困っちゃった王子さま―魔法の森〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488019853
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

礼儀正しい王子さまデイスターと怒りんぼの炎使いシアラ、魔法の森で途方に暮れる。謎をとく鍵はやっかいな魔法の剣。可愛くて元気なファンタジー〈魔法の森シリーズ〉完結。

内容説明

ぼくの名はデイスター。魔法の森のすぐ外で母さんとふたりで暮らしていた。母さんはいつもぼくにいう。「だれにでも礼儀正しくね」。ぼくが十六になったある日、母さんはなんの説明もなくひとふりの剣をくれて、家を出ていくように告げた。行く先は不思議がいっぱいの魔法の森。そこで出あったのはひとりの少女。炎使いらしいのだが、なんだか短気でおこりっぽいし、全然礼儀正しくない。いきがかり上道連れにはなったけど、こんなんで大丈夫だろうか?礼儀正しい王子さまデイスターと怒りんぼの炎使いシアラが、魔法の森で途方に暮れる。可愛くて元気なファンタジー第四弾。

著者等紹介

リーデ,パトリシア・C.[リーデ,パトリシアC.][Wrede,Patricia C.]
1953年アメリカ合衆国、イリノイ州シカゴ生まれ。1977年ミネソタ大学でMBAを取得後、財政アナリストや会計士の仕事をしながら執筆。1980年には、後にThe Scribbliesとして知られるようになる作家集団を結成。1982年に最初の作品を出版、その後、専業作家になり、第1巻が全米図書館評議会(ALA)のヤングアダルト部門の最優秀図書に選ばれた。現在はミネソタ州ミネアポリスで暮らしている

田中亜希子[タナカアキコ]
千葉県生まれ。銀行勤務ののち翻訳業に。絵本の読み聞かせの活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

40
このお話大好き!バイカラーの表装丁も、中の挿絵も、文章ページに入っているイラストも、とっても可愛いしお話も『らしくない』と言われつつもとびっきりキュートな登場人物ばっかりです。自らドラゴンに囚われるお姫様、臆病なドラゴン、助けられてばっかの王子様に、やたら礼儀正しい二世の王子様。他登場人物も誰も彼も皆とても魅力的に描かれていました。まるで物語の中に登場する絵本のようなお話で、大好きだったので終わってしまうのは寂しいですが、皆がこれからも明るくハッピーに、魔法の森で暮らして云ってくれたらいいな、と思います。2012/05/21

oldman獺祭魚翁

30
ファンタジーらしくないファンタジー「魔法の森シリーズ」の最終巻です。 王子らしくなく丁寧で礼儀正しい王子デイスターは、ある日母シモリーヌから魔法の剣を渡され、魔法の森に出されてしまいます。炎使いのシアラと出会ったデイスター。其処から二人の珍道中が始まるのです。お馴染みの魔女モーウェンや魔術師テレメイン ドラゴンのキングカズールなど楽しくなってきます。物語は全て収まるところに収まって大団円を迎えますが、いやまだ続編も書けそうだし、外伝も……もし出たら読みたい……というよりリーデさん出してくれないかしら??2022/09/29

りこ

15
シリーズ最終巻、前巻の気になるラストから、16年後…。シモリーンと息子のデイスターは魔法の森のはずれで平和に暮らしていた。そこへ魔法使いのアントレルが現れた事からディスターは探求の旅に出ることに…。相変わらず楽しい物語でした。2015/06/16

杏子

6
とうとう完結しました!魔法の森シリーズ。完結編は趣向を変えて、シモリーンの息子デイスターの一人称という形で始まります。いきなり剣を渡され、何も言われずに出かけなければならない、なんてね。普通だったら、できないことかも。訳がわからないなりに、剣を片手に冒険の旅に出たデイスターはえらい! 誰に対しても礼儀正しく、思慮深い人間に育てあげたシモリーンも! 途中、出会った炎使いの少女シアラもいいね。反抗的な態度を取ろうとする彼女をいさめて、礼儀正しくあれと諭そうとする彼。全くいいコンビです。後になってそれが徒になる2012/01/05

さとみん

5
時が経って主役は次世代に。とはいえ、おとぎ話のセオリーを逆手に取ったような展開は相変わらず。アントレルは自覚してないだろうけど、シモリーンに勝つことだけが目的になってるし、あのしぶとさはある意味すごい。王子の珍道中は初めましてからお馴染みの面々も加わっておとぎ話的グランドフィナーレへ。微笑ましいおまけもあって最後まで楽しいシリーズだった。2019/05/02

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