出版社内容情報
1997年から慶應義塾大学SFCの政策メディア研究科で大林組が講師陣となって続いている講義「建築構成論」を学生やビジネスマン向けに構成し直した産業研究のビジネス書。
目次
第1章 ビルはどのように建てられるのか
第2章 ビル開発は法律にはじまる
第3章 まず、契約の意味を理解しよう
第4章 設計と施工を橋渡しする
第5章 ビル建設の現場はこう動いている
第6章 ビルの「品質」を確保する
第7章 ゼネコンの仕事の醍醐味を語ろう―人とモノを動かし、建物を生み出す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
32
ビルを建てる!。大林組SFCプロジェクトチームの著書。大手建設会社の建築部門がどのような仕事をしているのかをとてもわかりやすくまとめた一冊です。こういった講義や授業を学生向けにしてくれる企業がどんどん増えてくれれば、学校教育の質も上がるし、学生たちにもとても有益なこと間違いなしですね。2018/10/18
ja^2
2
「超高層ビルの“なぜ”を科学する」以来のゼネコン本だが、建築学とは別に現代建築の実務を知るにはこれらは良い本だと思う。▼ゼネコンだけでなく、設計事務所志望を含む建築・土木を学ぶ学生、あるいは既にそれらの職に就いている若手実務者も読んだら良い。▼いや、学生や若手だけでなく、私のようなベテランと呼ばれる者にとっても、自分のやっていることを客観的に整理するのに役に立つ。▼特に、企画・計画段階の重要性やPMの役割などについては、相当のページを割いて詳述されており、今後のこの業界の方向性が示されていると言えよう。2014/06/08