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東京創元社・ミステリ・フロンティア
誘う森

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017460
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

一年前のあの日、香映は自殺してしまった。何の前触れもなく。未だに妻の死を受け入れられない洋介。不眠症を患った洋介は歩くことで、この状態から脱しようと試みる。しかし、彼女の過去の断片が、町のあちこちに散らばっている―。謎に満ちた妻の過去から、死の真相を探る決意を固める洋介。自殺の名所と呼ばれる森で、自殺防止のボランティア活動をしていた彼女に、いったい何が起きたのか。少しずつ暴かれる真実は、かの森へと洋介を導く。期待の新鋭が描く精緻なミステリ。

著者等紹介

吉永南央[ヨシナガナオ]
1964年埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、コーヒー豆と和食器の店を営むおばあちゃん探偵の活躍を優美に描いた「紅雲町のお草」で、第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

96
妻の自殺の謎を夫が調査する。雰囲気的にはホラーにもっていった方がよかったような感じ。2017/12/08

雪紫

47
妻、香映の自殺に不審を抱く洋介。義妹への不審から、次第に妻の過去や実家の因習、自殺の名所の発端が浮き彫りにされて・・・。ホラーに舵を切りそうなところをミステリで留めた感が強い。ただ、生き残った人達はただ、生きるしかない、すべてが浮き彫りにされ、虚しい結末を見たからこそ余計そう思う。2021/02/08

NOBU

25
ヒロインの複雑な生い立ち、神秘の力を感じさせる森、神憑った程の日本酒造りの慣わし等々は好みの世界やねんけど、余りにも暗く哀しい。 時々思うけど、どうやら私はミステリーには向かないかも。思わせ振りにして核心に触れないジリジリした展開に、「どないやねん!?白黒ハッキリつけんかいっ!?(怒)」と読みながら拳を握ってしまう。(笑) 最後の結びだけは、主人公の前向きに立ち上がる姿に救われた。2011/07/17

夜梨@灯れ松明の火

20
図書館。これまた、「Fの記憶」とも「お草さん」とも違う吉永南央作品。妻は自殺ではなく、本当は殺されたのではないかと探る主人公と、妻の実家の造り酒屋の家族たちの話。事件の奥底にあるものは、興味深いのですが、もう少し深く詳しく描かれないと理解しづらいかも?その辺りがわかり始めてからのテンポが速すぎるように思えました。面白い事は面白いんですけどねぇ。次は「森」繋がりで「銃撃の森」へ…2013/06/01

そのぼん

18
妻の自殺の原因を探っていく男が主人公のミステリーでした。森の独特の陰鬱な雰囲気や気味悪さみたいなものは、良く出ていたと思います。2012/01/19

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