出版社内容情報
見習い介護士の青年グレゴワールが、老人介護施設で元書店主のピキエ老人に出会い、まったく無縁だった本の世界に足を踏み入れることに。ピキエ氏から朗読を頼まれ、彼の道案内にしたがって、さまざまな本に出会い、読書の魅力を知り、人々と出会い成長していく。本と友情、本と愛情、本と人生を描いた傑作。
内容説明
老人介護施設で働き始めた18歳の落ちこぼれ青年グレゴワールは、本だらけの居室で本に埋もれるように暮らす元書店主のピキエ老人に出会い、まったく無縁だった本の世界に足を踏み入れる。体も目も不自由になってきているピキエ老人に朗読をするのが日課となり、それは他の入居者たちにも波及する。ある日はサリンジャー、ある日はラブレー、ある日はアレッサンドロ・パリッコ…。そして、二人は下水管を通して発禁本の朗読を希望者にこっそり聞かせるイベントまで企画する!青年は本のソムリエのような老人の案内に従って様々な本に出会い、その魅力に取り憑かれていく。
著者等紹介
ロジェ,マルク[ロジェ,マルク] [Roger,Marc]
1958年、西アフリカ、マリ共和国の首都バマコ生まれ。朗読家。1992年以来の公共図書館等での朗読活動で、本と人をつなぐことに貢献したとして、2014年に、リーヴル・エブド大賞を受賞。『グレゴワールと老書店主』は作家デビュー作
藤田真利子[フジタマリコ]
1951年福島県生まれ。東北大学文学部卒業。英仏翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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