海外文学セレクション<br> 連続殺人記念日

  • ポイントキャンペーン

海外文学セレクション
連続殺人記念日

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488016272
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

アメリカ中西部はミネソタ州スタンダード・スプリングズ。人口:4317。このスモール・タウンで最大のイベント、年に一度の“連続殺人記念祭”の季節がやってきた!毎年、町で起こる殺人事件はたったの一件。どういうわけか犯人が捕まることなく20年も続いている。大した危機感もなく、平和がしみついている人々は、恐怖を知りたい、味わいたい。ぞっとするような叫び声をあげる少女を“絶叫クィーン”の座に据え、祭りのパレードは最高潮に達する。デビイは、そんな異様な町に暮らす女子高生。今年がクィーンになるラストチャンスなのに、「恐怖が感じられない」と困り果てる日々。…ところが本番目前に、最大のライバルが戦線離脱!?コンテストの結果は?保安官は今年こそ犯人逮捕なるか?『葬儀よ、永久につづけ』の著者が再び放つ、奇想天外な田舎風アメリカン・コメディ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

5
前作『葬儀よ、永久につづけ』と同じく、ある一点だけ私たちの知っている日常とは大きく違う世界の青春小説。本作では連続殺人をイベントとして楽しむ町が登場。前作に対して本作はあまり勢いがない。アイデアは良いけど、それを一冊の本としてまとめるにあたって途中で息切れがしているようだ。ヒロインのライバルにある事件が起きるが、最後までその事件の理由が不明のままなのも不可解。そしてアルチュール・ランボーを模倣した詩人が登場するけど、彼が登場する必然性もあまり感じられない。もっと面白く出来たと思うのに、もったいない一作。2013/11/05

すけきよ

4
アメリカ版ひぐらし。前作同様、異様な世界での、生活と青春を描いた普通の物語。葬儀がメジャースポーツと化しているように、こちらは毎年必ず起きる殺人事件を観光化している町。犯人の正体はわからず、自分の知り合い(もしくは自分)が殺されるかもしれないのに、全てのベクトルは、それをネタにしたお祭りに向けられているという、前作よりも狂った世界。小ネタは相変わらず笑えるんだけど、全体的にちょっと深みが足りない。アウトサイダーの主人公、ライバルが昏睡した理由、保安官の犯人捜し、あたりはもっと使えると思うんだけどなぁ。2009/04/11

じゅん

1
★★☆☆☆典型的なあらすじ美人小説だった。設定だけ読んだらめちゃくちゃおもしろいのに、本編を読んでもそれ以上のおもしろさは得られなかったのが残念。展開もまったりしすぎているし、細部の乏しさがいかんともしがたく、読んでてひたすらしんどかった。特に書くこともないです。2016/11/23

0
アメリカの田舎町。毎年起きる殺人事件が町の観光資源になっている。そのお祭りで絶叫クイーンになるべく奮闘する、健全な少女が主人公。謎が残りすぎだけどミステリーじゃないからしょうがない?2010/06/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/77822
  • ご注意事項

最近チェックした商品