出版社内容情報
図書館員のサイモンへ、未知の書籍商から一冊の本が送られてきた。18世紀のサーカス団長による日誌で、母方の祖母の署名があった。姿隠しの術を使う少年、マーメイドの少女、悲劇を暗示するタロット占い師。さまざまな人物が登場するこの本によって、サイモンは祖母と母親を含む母方の女性が、いずれも若くして7月24日に溺死していたと知る。一族には呪いがかかっており、妹の身が危ないのでは――。サイモンは本を手掛かりに家族の秘密を探り始める。いにしえの本と呪われた一族をめぐる物語。
内容説明
図書館員のサイモンの元へ、未知の書籍商から送られてきた一冊の本。それは18世紀のサーカス団長が書いた日誌だった。姿を隠す術を使う少年とマーメイドの少女、少年にタロット占いを教える予言者。さまざまな人物が登場し、ところどころに挿絵がある。そしてなぜか、表紙の裏に母が子供のころに亡くなった祖母の名が記されていた。この本によって、サイモンは祖母と母親を含む母方の女性が、いずれも7月24日に溺死していたと知る。そんなとき、6年以上も家を空けていた妹のエノーラが突然帰ってきた。妹は、一心不乱にタロットカードをめくっている。入水自殺する前の母と同じように。一族には死の呪いがかけられており、妹の身が危ないのでは―。サイモンは本を手がかりに家族の秘密を探り始める。
著者等紹介
スワイラー,エリカ[スワイラー,エリカ] [Swyler,Erika]
アメリカのロングアイランド出身。ニューヨーク大学卒。主な著作に、2015年刊行の『魔法のサーカスと奇跡の本』と、Light from Other Stars(2019)があるほか、文芸雑誌やアンソロジーに短編やエッセイを寄稿している。現在は故郷ロングアイランドで暮らしている
小林浩子[コバヤシヒロコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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