出版社内容情報
ウィアード家の三女アンジーは、祖母に呼び出されてバンクーバーの病院にやってきた。祖母は自分が十三日後の誕生日に死ぬことになると予言し、続いてこう言った。
「お前たち五人の孫が産まれたとき、祝福のつもりで〈力〉を与えた。危機を回避する力、道に迷わない力、希望を失わない力、許しの力、戦う力。でもそのせいでお前たちの人生は台無しになってしまった。わたしが死ぬとき、この力を消してあげよう。そのために、お前が全員をここに連れてくるんだ」
アンジーは祖母の指示に従い、それぞれ〈力〉と悩みを抱える兄と姉二人と弟を集める旅に出た。『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』の著者が描く、奇妙(ウィアード)という名を持つ家族の奇妙な物語。訳者あとがき=田内志文
アンドリュー・カウフマン[アンドリュー・カウフマン]
田内志文[タウチシモン]
内容説明
兄妹に不思議な“力”を授けた祖母が死ぬまで、あと13日。危機を回避する力、道に迷わない力、希望を失わない力、許しの力、戦う力。祝福された“力”を持つはずの五人兄妹の受難とは?『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』の鬼才が贈る奇妙な一族の物語!
著者等紹介
カウフマン,アンドリュー[カウフマン,アンドリュー] [Kaufman,Andrew]
カナダ出身の作家、脚本家。ラジオ・プロデューサー。ノヴェラ(中編作品)All My Friends Are Superheroes(2003)で作家デビュー。『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』(2011)が、2015年に独立系出版社からの刊行作品を対象とするカナダの文学賞The ReLit Awardsの小説部門を受賞した。現在は妻とふたりの子どもとトロントに住む
田内志文[タウチシモン]
翻訳家、物書き。小説の執筆や朗読も行っている。元スヌーカー選手で、チーム世界選手権、アジア選手権日本代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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