出版社内容情報
おじさんだって 自由になれる 短歌という羽根をもて。
短歌という道具(ツール)で、こんな自由が体現できるなんて! 雑草学者で、自然科学エッセイ、そして短歌の名手でもあった著者が、身のまわりの自然や生き物、日々のよしなしごとを短歌に詠みつつ語る、抱腹絶倒、悲喜交交の日常。
「短歌+エッセイ+自然科学」が融合した、新感覚のハイブリッド読書体験がここに。
内容説明
人気植物学者の著者、実は、短歌も詠むんです。身のまわりの自然や生き物、日々のよしなしごとを、短歌を交えつつ語る、抱腹絶倒、悲喜こもごも、自由で、優しさにあふれた日常。短歌+エッセイ+自然科学。新感覚のハイブリッド読書体験。
目次
短歌教室
雑草図鑑
富士山
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
植物学者。専門は雑草生態学。1968年、静岡県生まれ。岡山大学大学院修了。農学博士。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学農学部教授。中学時代の恩師である国語の先生の勧めで、40歳を過ぎてから短歌を始める。雅号は「草歩」。コスモス短歌会会員。中学・高校の国語の教科書に作品が掲載されるなど、植物学や自然科学の知識に裏打ちされながら、生き物の矜持を描く文章に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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るき
3
短歌とそれにまつわるエッセイ。文章書き慣れてるだけあってうまい。 「思い出の残し方」で、短歌は比較的気軽に記録を残すことができるとおススメしている。短歌を考えることにより、その時のことが脳に刻まれるから。 「上を目指す」結社の上のクラスを目指すのがモチベーションになる著者と、ずっと一番下のクラスで好きなように独りよがりの歌を読み続けるのとではどちらが楽しいんだろうということだけど、どっちも楽しそうに見える。そのエッセイについてた歌。 透き通る真水の中に魚の子を秘めたるような冬天の月 2024/10/11