出版社内容情報
日本各地の方言をとりあげて、そのことばが使われている地域で何を意味しているのか、写真で「見てみよう」という試みの本。
目次
1 北海道・東北・関東(北海道の方言「サビオ」;青森県の方言「傘をかぶる」;岩手県には「じぇじぇじぇ」の碑がある ほか)
2 北陸・東海甲信・近畿(新潟県の方言「飴が泣く」;富山県人はあまり「きときと」と言わない;石川県の方言「かたがる」 ほか)
中国・四国・九州・沖縄(鳥取県人は「アリジゴク」を「コモコモさん」と呼ぶ;島根県の方言「ばりん」;岡山県の方言「しわい」 ほか)
著者等紹介
岡部敬史[オカベタカシ]
1972年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務後、文筆家・編集者として活動
山出高士[ヤマデタカシ]
1970年三重県生まれ。梅田雅揚氏に師事後、1995年よりフリーランスカメラマン。『散歩の達人』(交通新聞社)などの雑誌媒体のほか、企業広告も手がける。2007年より小さなスタジオ「ガマスタ」を構え活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
233
書店で見かけ、図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。写真と方言の内容が楽しい本ですが、私の地元新潟県の「飴が泣く」&「いぼむし」、現在居住埼玉県の「マッカチン」&「おっぺす」、いずれも言ったこともなければ、聞いたこともありません(笑)皆さんの都道府県はいかがでしょうか❓ https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81629/2023/05/04
岡部敬史/おかべたかし
168
「目でみることば」シリーズも第16弾となりました。今回のテーマは方言。カバーは、鉛筆が尖っている様ですが、京都出身の僕からすれば「ぴんぴん」にしか見えません。しかし三重県は「ちょんちょん」石川県は「けんけん」富山県は「つくつく」そして、愛知県では「ときんときん」と言います。このような今でも使われる方言をたくさん収録しましたので、これを学生会館とか、温泉のロビ―なんかに置いてもらって、いろんな出身地の人に「ほんまに?」「そっちはそんな言い方?」とか言い合ってもらえたら嬉しいです。2023/02/20
けんとまん1007
115
文化と歴史も、いろいろ想像してしまうのが楽しい。同じものでも、いろいろな言い方があるなあ~と、楽しくなる。やはり、地元富山県と、お隣石川県のは納得。石川県の「たかがる」や「もみじこ」は富山県でもそう言うのが多い(少なくとも自分の周囲では)。何度、見返しても興味が尽きない。2023/05/20
美紀ちゃん
99
おかべたかしさんの本が好きなので、読んでみた。 毎回、思うがいつも「へー!」と言ってしまう。 「なんもなんも」(北海道)は、優しさに満ちあふれていて、とても好き。 意味→いいえお気になさらずに。使いたい言葉。 愛知県の「ときんときん」も愛知県民に聞いてみたい!(笑) 面白い。 好き。2023/05/13
ぶち
93
"へ~!?" が連発しちゃう『目でみるXXX』シリーズの方言版。日本各地の方言を取り上げ、その方言が何を意味しているのか、どのような状態を表しているのか、写真で見せてくれます。私が生まれ育った静岡の方言で取り上げられていたのは「こどもっち」「わたしっち」。"こどもたち""わたしたち"という意味ですが、"わたしの家"という意味にも使われます(「学校帰りにわたしっち寄る?」="学校帰りにわたしの家に寄る?")。他にも「しぞーか(静岡)」の代表的な方言に"~だから"の意味の「だもんで」があります。-->(続く)2023/06/11