出版社内容情報
うちの子、頭はいいんだけどテストや成績はイマイチ。そう、「頭がいい」と「勉強ができる」は違う! と、前作『学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす』ではポジティブに解き明かされた。「知識のインプット(認知能力)」」だけに収まらない「非認知能力」が教育改革と共に変わる大学入試や教育現場、来たるAIとの共存・共働する新しい時代に必要と言われている。また、勉強だけできても、先が見えず何が起きるかわからない時代を生きることは難しいと実感する今、求められるのは、「正解」ではなく「最適解」を見出す力だ、これも非認知能力である。
この「非認知能力」、子どもだけが伸ばせるものと誤解されがちだが、実は大人になってからも伸ばすことができる。本書は、教育・保育・子育てにかかわる方々をはじめ、ビジネスの世界で人材育成に携わっている方々にも、その力の伸ばし方を理解し参考にできる一冊である。
★非認知能力とは?
仕事の成果や人生の充実度が決まる力のこと。
最近では、落合陽一氏が自身の動画で『非認知能力』について語り、メンタリストDaiGo氏もYouTubeで『非認知能力』を取り上げ、ますます話題になっている。
もっと具体的に掘り下げると……。
○コミュニケーション能力(他者とやり取りできる力)
○思いやり・共感性(他者の立場に立ち、その思いを想像できる力)
○忍耐力(我慢する力)
○自信・自尊感情(自分をプラスにとらえる力)
○意欲(前向きに頑張ろうとする力)……などなど。
世界で初めて提唱したのは、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・J・ヘックマン氏。
内容説明
子どもも大人も、いつものくらしの中で非認知能力が伸びる・伸ばせる心がけと具体例が満載!
目次
第1章 あらためて「非認知能力」について(いま、多くの関心を集めている非認知能力;そもそも「認知」ってなに? ほか)
第2章 非認知能力は「自分で」伸ばす力(非認知能力は自分の内面にかかわる力;「意識づけ」がカギ ほか)
第3章 非認知能力を伸ばす「仕掛け」(「仕掛人」になる!;ギミックで「望ましい姿」を引き出す! ほか)
第4章 非認知能力を「アセスメント」する(非認知能力の「評価」とは?;非認知能力を「アセスメント」する方法 ほか)
第5章 先が読めない時代を生き抜く「非認知能力を伸ばす」コツ(「認知能力」と「非認知能力」の関係って?;「非認知能力」が「認知能力」を伸ばす ほか)
著者等紹介
中山芳一[ナカヤマヨシカズ]
岡山大学全学教育・学生支援機構准教授。専門は教育方法学。1976年1月、岡山県生まれ。大学生のためのキャリア教育に取り組むとともに、幼児から小中学生、高校生たちまで、各世代の子どもたちが非認知能力やメタ認知能力を向上できるように尽力している。さらに、社会人を対象としたリカレント教育、全国各地の産学官民の諸機関と協働した教育プログラム開発にも多数関与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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