出版社内容情報
川床は「かわゆか」か「かわどこ」か?
鴨川と賀茂川の違いは何か?
東寺があるなら、西寺はどこにある?そして、その東西の基準はどこ?
……などなど約40項目を写真で紹介。
京都出身著者による、
もっと京都が好きになる
まったく新しい京都の雑学写真集。
内容説明
くらべて見つける京都の魅力。
目次
1 京都をくらべる―地理と歴史(応仁の乱の刀傷/池田屋騒動の刀傷;大堰川/桂川;男坂/女坂 ほか)
2 京都のくらべる―お店と食べ物。提灯と乗り物(赤い提灯/白い提灯;あんかけうどん/たぬきうどん;上七軒/先斗町/宮川町/祇園甲部/祇園東 ほか)
3 京都とくらべる―橋とタワーと風景と(嵐山/嵐山渓谷;鴨川/加茂川;京都タワー/東海大学湘南キャンパス1号館 ほか)
著者等紹介
岡部敬史[オカベタカシ]
1972年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。出版社勤務後、ライター・編集者として活動
山出高士[ヤマデタカシ]
1970年三重県生まれ。梅田雅揚氏に師事後、1995年よりフリーランスカメラマン。『散歩の達人』(交通新聞社)などの雑誌媒体のほか「川崎大師」のポスターも手がける。2007年より小さなスタジオ「ガマスタ」を構え活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
187
『目でみることば』シリーズもこれで12作目。故郷である京都をテーマにするならばどうするか――。今まで以上に考えて作った一冊です。ヒントになったのは、埼玉県に「嵐山渓谷」という嵐山に似ている場所があると知ったこと。そこから千葉の鴨川と京都の鴨川の関係など他地域とのくらべるは、他にない楽しい調査となりました。もちろん京都の地理・歴史や食などについても、見て楽しめ新しい発見につながるものになったと思います。改めて感じた故郷の主役は、鴨川とたぬきうどんと喫茶店かな。これで京都を楽しんでもらえましたら2020/02/18
ぶち
122
"京都"という言葉も実際の地も、なぜか心を揺さぶります。平安京の成立以来、千二百年もの長い間生きてきた京都には歴史と文化の面白さが詰まっているからでしょうか。この本は、まったく新しい視点から京都を掘り下げてくれています。京都の地理が東西南北を比べ易いからかでしょうか、それとも長い歴史のせいでしょうか、東西南北で違っていることが多いのですね。賀茂川/鴨川、川床(かわどこ)/川床(かわゆか)、衣笠丼/木の葉丼、嵐電/叡電などなど。そして、京都とその他の地域との比較。新しい発見の多い、京都のガイドブックです。2020/08/30
みかん🍊
119
くらべるシリーズの今回は京都、お隣県に住む身としては知っているようで知らない所もいっぱい、京都といえばどうしてもモリミー、作品に出てくる鴨川デルタ、三条、四条、東華菜館、レストラン菊水、嵐電、叡電等おなじみの場所がたくさん出ていて嬉しい。鴨川、賀茂川、高野川がそういう流れになっていたとは知らなかった、喫茶ソワレは行ったけどフランソア喫茶室は行ってなかったから今度是非行ってみたい。2020/05/22
けんとまん1007
111
くらべるシリーズ。相変わらずの面白さ・興味深さ。京都のことを、どれだけ知っているか・・・と言われると、ほんの僅かだし、それすら怪しいかもしれない。でも、こうやってくらべてみると、そうなのかという納得感がある。いくつかは、行ったこともあるし、乗ったこともあるし、食べたこともあるが、また、京都へ行きたくなった。2020/08/15
美登利
104
京都へは、中学と高校の修学旅行で二回訪れました。大人になってからはずっと憧れの地であります。盆地特有の暑さ寒さと人気の観光地なので大勢の人出に臆してなかなか行けません(苦笑)京都と関わりのある地名が自分が住んでいる隣接した2つの市内にあることが分かり、身近に感じられて嬉しくなりました。そうそう、祇園駅はとても可愛くて趣きがあるんですよね。くらべることよりも似たようなものがある方が私は楽しめました。地名や建物等は馴染みのない場所に住む者には読み方が分からないので、ルビを振って欲しいなと思いました。2020/03/10