出版社内容情報
ニーチェ、サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、ユング、バタイユ。6人の哲学者たちの濃ゆい恋愛を描くコミック。
男女3人の奇妙な共同生活
教え子との禁断の恋
束縛しない契約結婚
幼少時のトラウマと淫蕩生活
禁欲的な抑圧の反動
患者との不倫
ニーチェ、サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、ユング、バタイユ。
6人の哲学者たちの濃ゆい恋愛を描くオムニバス・コミック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
84
表紙の印象でBLと間違えられそうだけどこれは違う(笑)ハイデガーにサルトル、ニーチェにバタイユ、ウィトゲンシュタインやユングなどなど実在した人々を主人公に、事実に基づいた彼らの色恋沙汰を漫画部分とテキスト部分の両方から描いていてめちゃ面白かった!ジョルジュ・バタイユについては掲載されていた参考文献全部読みたくなったし、ユングは可愛くて仕方ない。ウィトゲンシュタインには共感してしまう部分が多かったり、ニーチェがせつなかったり、サルトルはカッコよく書きすぎだろうと思ったり、ものすごく楽しめた。2013/04/07
ひめありす@灯れ松明の火
40
このシリーズの他の本と違って、何故か全くうまくいく気配のない恋愛ばかりなのは何故なのでしょうか……。職業病?大分お世話になっていたユング先生がイケメンで素敵でした。愛でも恋でもないかもしれないけれど、おおらかで温かな父性の慈しみがあったのかな、と思います。物理学は神様を証明する方法、数学は神様に挨拶する階段を作る方法、音楽は自分が神様と一つになる方法だと私は思っていて、哲学は自分の中に神様に『間違っていないですよね?』と問いかける方法なのかなと思いました。何時かジッドとか神学者達のお話も作って欲しいです。2014/11/23
カナリア
9
哲学者=真面目を覆す1冊でした。漫画で分かりやすいのがよかったです。哲学者、大学教授でも不倫したり、娼婦買ったりして、文化の違いもあるかと思いますが、性に奔放な人もいたことが分かりました。2014/03/24
はなうさぎ
3
読書メーターで知り、東京書籍の本ということもあって、購入。「きゅんきゅんくる!教養」って、すごいタイトルだ。「きゅん」は一回では足りなかったのか、やり過ぎぐらいでちょうどいいと思ったのか。本の作りに「うた恋い。」の影響が感じられるが、同じ層を狙うなら単価が高いのではないか、などなど、おせっかいなことを思った。内容については、「教養」部分はわかりやすいし、漫画部分もほどよくまとまっていて、特に漫画好きでない人も読める。さすが東京書籍。ただ、その「ほど」のよさが、パンチ力の不足になっているようにも思える。2014/09/18
あめの
3
ユングかっこよすぎる……!モロタイプw(ただし二次元に限る) そしてバタイユのゲスさ。けどイケメン。契約結婚の考え方がおもろかった。2013/10/19