出版社内容情報
洞窟壁画の無名人から現代アートの巨匠群まで美術の流れとその真髄をユーモアやパロディで説いた偏屈男の正統美術史。
退屈しない完全無欠の美術の歴史
洞窟壁画の無名人から現代アートの巨匠群まで、美術の流れとその真髄をユーモアやパロディで説いた偏屈男の正統美術史。
内容説明
洞窟壁画の無名人から現代アートの巨匠群まで、美術の流れとその真髄をユーモアとパロディで説いた偏屈男の正統美術史。
目次
絵の具のなかったころの絵画
伝説のファラオの地
いよいよ本物の美術の登場だ
忘れはじめる
ところ変わって…
暗闇の中の絵画
神の支配はまだ続く
待ちに待った名声
ヨーロッパに広がる美術
ルネサンス〔ほか〕
著者等紹介
ファーマン,ジョン[ファーマン,ジョン][Farman,John]
ロンドン南西部在住の英国人。王立美術大学にてデザイン修士号取得。これまで広告、出版の分野で幅広い活動をしてきた
野村幸弘[ノムラユキヒロ]
1961年京都生まれ。東北大学大学院にて修士号取得。現在、岐阜大学教育学部教授。専門はイタリア美術史。現代芸術に関する評論活動も行う。幻想工房主宰
熊谷吉治[クマガイヨシハル]
1965年東京生まれ。エディンバラ大学、東京学芸大学大学院にて修士号取得。現在、愛知県立大学外国語学部准教授。専門は英語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
6
これでアートの歴史がわかるかは微妙だが、皮肉屋気質な著者の文章はそれなりに面白かった。軽いエッセイとして読めばいいのかもしれない。2021/01/01
nizimasu
6
イギリス人特有のちょっと辛辣でユーモアな視点の美術史の本。表紙のイラストのイメージはまさにそのままで、ラスコーの洞窟画から現在まで一騎に読めてしまう。若干、図版が少ないので初心者には取っ付きにくいかもしれないが、通史としての読みやすさは、ヨーロッパの地域によって、アートシーンの浮沈があったように描かれていて、個人的には非常にすっとわかりやすい本ではないかな。多分に著者の主観が色々はいっていて、面白い。バロックとかロココに結構意地悪い意見もイギリス人の視点なのかな。それなりに風景画にもスペースを割くのも納得2014/11/25
マサ
2
「洞窟壁画から現代美術まで」をこのページ数で辿ることにそもそも無理があると思うがテンポの良い歯に衣着せぬ語りで面白かった。基礎的な知識に欠けるため理解は十分ではないが。アートの目的と制約、技術や作家の意識が歴史的、宗教的、社会的な変化と呼応していることがわかる。作品をネット検索しながら読んだが、いつか実物を見たい。2025/04/26
脳疣沼
2
芸術に興味ない頃の自分だったら、拍手喝采だったであろう本。芸術にあまり興味がない人が思ってることを代弁してくれてる本ではあるが、それゆえに興味が出てから読むと、内容が浅く思える。2018/10/14
Lxa_tisia
1
お前(著者)絶対イギリス人だろって思ったらイギリス人だった2021/11/03