SB文庫<br> 大聖堂〈中〉

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SB文庫
大聖堂〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 589p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797332575
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

本院の修道院長となったフィリップに任命され、トムが大聖堂建立に着手する日がやってきた。トムの緻密な計画のもと、大聖堂の普請は着々と進んでいった。が、新しいシャーリング伯となったハムレイは、フィリップに敵対する司教と組み、執拗な嫌がらせを仕掛けてくる。自領に比べてキングズブリッジの繁栄に嫉妬したハムレイは、やがて町に焼き討ちを。

著者等紹介

フォレット,ケン[フォレット,ケン][Follett,Ken]
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表。同書は、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞、世界的ベストセラー作家としての地歩を築いた。その後も『大聖堂』や『レベッカへの鍵』など、発表する作品はすべてベストセラーとなっている

矢野浩三郎[ヤノコウザブロウ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

114
中巻では、ヒロイン アリエナの生き様を中心に描かれるが、その愛憎劇中途半端ではなく、思わず引き込まれる。上巻からの主人公トムは死に、大聖堂を建てたいという夢は子供たちに引き継がれるのが..敵役のウィリアム・ハムレイが見事にやられますように・2011/08/15

はたっぴ

86
大聖堂の建築は途方もない困難の連続であり、携わる人々の生活にも様々な変化が訪れる。連続もののドラマを見ているような中毒性のある作品で、単なる勧善懲悪とならないところが醍醐味と言えるだろう。現代の生活様式とは全てが異なり、共感できる登場人物も少ないが(悪玉ウィリアムは大嫌い)、適度な距離感で楽しめる。下巻を読み終えたら喪失感に駆られそうだ。2018/06/10

naoっぴ

70
中巻はキングスブリッジの繁栄とふたりの息子の成長、アリエナの羊毛商人としての成功と絶望が描かれる。権力や腕力など力がものをいう時代が興味深い。さまざまな人の欲が渦巻き、力をふりかざし、状況は息つく間もなく変化する。王位の行方、ウィリアムの暴挙、そしてトムが。アリエナの愛はこのまま消えてしまうのだろうか。大聖堂建立の行方はどうなる。急ぎ下巻へ。2020/05/13

Willie the Wildcat

70
転機の気づきと活かし方。国王軍の敗退やウィリアムの街放火といった外的要因以上に、オットー殺害が齎したウィリアムの揺れる心といった内的要因が印象的。掛け違い・・・。同様の観点でアリエナの結婚。前者は悪戯を尽くそうと考える際にふと迷うように、後者では良かれと考えてもふと迷う。「内戦の犠牲は正義」とは、皮肉な現実を如実に描写。但し、”内戦”とは物心両面だよなぁ。1人1人がジョングルール。ジャックの父の伝承内容が意味深。転機を齎すことができるのか?2016/01/02

コットン

69
大聖堂建設が進む面白さや、人間模様で読ませる。特に気になったのは、野生児の知性派ジャックと今は商人となった元伯爵の娘との知的会話から二人の恋を応援したくもなるが、厳しい現実が二人を切り裂く。再び安らぎの時は戻って来るのだろうか?2017/07/14

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