出版社内容情報
西宮市の甲山福祉センターのこれまでの50年の活動や歴史をまとめる。その道のりを振り返り,将来の道筋をより確かなものにする。
【推薦文】
「支えあう心の糧 足もとを照らす灯」
甲山福祉センターの苦節の50年は、我が国の「澪つくし」として、
人の生きる証として、すばらしい活躍の歴史である。
いのちを輝かせる生涯福祉の実践の苦難に満ちた記録は、
まことに尊く、読む人に愛の深さを感じさせる。
社会福祉に思いを寄せる人の必読の書といえよう。
社会福祉法人 旭川荘 名誉理事長 江草 安彦
【内容紹介】
障害者の療育・教育・福祉から高齢者の福祉については、今日ではかつてないほどに国家の重要課題になっていると言えます。兵庫県西宮市の社会福祉法人 甲山福祉センターは1961年10月に社会福祉法人 武庫川児童園として設立されてから本年で50周年を迎えることになりました。
本書は、この50年間の法人の歴史を振り返ることにより、法人と日本の医療・介護・療育そして子育て支援の歴史を振り返り、将来への道筋をより確かなものにするために作られました。
本書に書かれたこの法人が歩んできた道のりの記録は、教育・福祉に携わる方々にとって、今後の取り組みへの貴重な資料かつ道標となり、きっとお役立ていただけることと思います。
【著者紹介】
村田良輔(むらた りょうすけ) 昭和16年、大阪府生まれ。医学博士。大阪市立大学医学部卒業。同大学医学部小児科、大阪市立総合医療センター副院長、大阪市環境保健局局長、大阪市立十三市民病院病院長、大阪市更正療育センター所長を歴任し、現在、社会福祉法人甲山福祉センター理事長。
目次
児童の心理と発達(河合優年)
地域包括ケアシステムの構築にむけたコミュニティソーシャルワーク(原田正樹)
成年後見制度の光と影(柿本誠)
甲山福祉センターの将来にむけて(村田良輔)
重症心身障害児者の就学と生涯教育(下川仁夫)
子育てと保育所(園)の役割(若林宏子)
子育てと保育者の喜び(大山まき)
発達障害児とのかかわりに学ぶ(塚本靖子)
地域に開かれた障害者支援ビジョン(服部英司)
障害のある子どもの医療(田中勝治)〔ほか〕
著者等紹介
村田良輔[ムラタリョウスケ]
昭和16年、大阪府生まれ。医学博士。大阪市立大学医学部卒業。同大学医学部小児科助教授、大阪市立総合医療センター副院長、大阪市環境保健局局長、大阪市立十三市民病院病院長、大阪市更生療育センター所長を歴任し、現在、社会福祉法人甲山福祉センター理事長
下川仁夫[シモカワトシオ]
昭和26年、徳島県生まれ。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。教育学修士。兵庫県立宝塚西高等学校を始め、兵庫県立高等学校の教諭、兵庫県立阪神特別支援学校教頭、兵庫県立芦屋特別支援学校教頭を歴任し、現在、社会福祉法人甲山福祉センター理事・関西国際大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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