出版社内容情報
マンガの神様たちが青春時代を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」。その最後の住人が綴る、いままで語られなかったエピソード。
手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄…マンガの神様たちが同時期(53年~61年)に青春時代を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」。2000年に解体されたが、地元商店街が復興に力を入れ2009年に記念碑を樹立。さらに2011年から「トキワ荘跡散策マップ」を作成し「漫画の聖地」「トキワ荘のあった街」としてPRを展開している。
著者は石ノ森さんのアシスタントとしてトキワ荘に暮し、全員が独立して去った後もトキワ荘に残った最後の住人である。マンガ家とも編集者とも違う視点から、いままでに書かれなかったエピソードを写真や図面とあわせて豊富に紹介する。「おそ松くん」の創作秘話なども明かされる。
巻末では、よこたとくお、高井研一郎、山内ジョージによる特別座談会が実現。ここでも、当時の知られざるエピソードが話される。
【著者紹介】
文字絵作家。1940年宮城県生まれ。高校で手塚治虫と出会い、卒業後、石ノ森章太郎のアシスタントとしてトキワ荘に住む。すべてのマンガ家がトキワ荘を去った後も住み続けた、最後の住人。著書に『よめるカナ』『猫のための漢字絵本』(ともに愛育社)など。
内容説明
手塚治虫先生、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、『墨汁一滴』、新漫画党など今まで書かれなかったエピソードでおくるトキワ荘青春物語。
目次
モルタル造りのトキワ荘
初めてのトキワ荘訪問
東日本漫画研究会と『墨汁一滴』
『墨汁二滴』もあったのだ
初めてのカンヅメ体験
赤塚さんのお母さん
たまり場だった喫茶店
学校サボるも勉強のうち
新漫画党の人たち
編集者たち〔ほか〕
著者等紹介
山内ジョージ[ヤマウチジョージ]
1940年中国大連に生まれる。1960年トキワ荘で漫画修業後、独立。1963年高井研一郎氏と組み「太宰勉」のペンネームでギャグ漫画を描く。1974年銀座サエグサ画廊で第1回「動物文字絵」個展開催、以後銀座ゆうきや画廊、電通ギャラリー等で個展多数開催。1989年横浜博覧会「ねこ祭」(阿久悠氏企画)に出品、企画参加。2002年『少年たちの記憶』(中国引き揚げ漫画家の会編)共同執筆、文化庁メディア芸術祭・特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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