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知らなかった!日本語の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784487805372
  • NDC分類 810.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

気鋭の日本語研究者が、現代日本語の気がつきにくい疑問点を日本語の歴史からユニークにひも解いていく1冊。

気鋭の日本語研究者が、現代日本語の気がつきにくい疑問点を日本語の歴史からユニークにひも解いていく1冊。

・五十音図のヤ行・ワ行にはなぜすき間があるのか。
・助詞の「は・へ・を」はなぜ実際の発音と異なる仮名標記なのか。
・日本は「ニッポン」か「ニホン」か。

などなど、学校でも教わることのないシンプルな日本語の問題を、日本語の歴史をしっかりたどりながら、明快に解き明かす。

日本語の歴史に正々堂々とむきあった、本格的な日本語論。

【著者紹介】
1964年生まれ。首都大学東京人文科学研究科准教授。日本語学、日本語史専門。

内容説明

日本語はなぜ変化してきたのか?五十音図のすき間には何があるのか?「ら抜きことば」はこのままで良いのか?現代日本語の疑問の数々を歴史的に解明する。

目次

第1章 日本語とは何か
第2章 万葉仮名
第3章 古代日本語の音韻
第4章 日本語の仮名遣い
第5章 日本語と漢字
第6章 現代語の問題点
第7章 日本語の未来

著者等紹介

浅川哲也[アサカワテツヤ]
昭和39年(1964年)長野県生まれ。首都大学東京人文科学研究科准教授。國學院大學大学院博士課程修了。明星大学通信制大学院修士課程修了。博士(文学)・修士(教育学)。都立高等学校教諭・主幹、國學院大學非常勤講師を経て現職。日本語学、日本語史、国語教育(古典・漢文)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

29
日本語史とは、日本語という言語の変化の歴史(6頁)。日本語とは、日本方言全体(11頁)。標準語との違いが垣間見れる。みな方言と考える発想。中央語:国の政治・経済・文化の中心地で話されている方言(13頁)。日本語のように、国土=民族=言語は国際的に稀有、幸運、幸福な状況という自覚がないという(43頁)。複数民族と言語の状況下にない環境は稀と。母音調和:1言語の中では同じ性質の母音どうしが共存する現象(47頁)。2015/08/28

りー

26
日本の話し言葉は、どんな変遷を辿ってきたのか、古代から主に発音の変遷を細かく辿る本。マニアックな内容を分かりやすく説明しようと試みています。一番衝撃だったのは、ハ行の変遷。奈良時代以前は「パピプペポ」→平安時代に「ファフィフフェフォ」→江戸時代に「ハヒフヘホ」になった。つまり…「ヒコホホデミミ」=「ピコポポデミミ」、「光の君」は「ピカル」になるのを免れ「フィカル」だったのか!んーー、私は正しい日本語や古典知識はべつにどうでも良いや、という作者の考えと違う感想になりました。2021/05/03

ムーミン2号

8
五十音図のヤ行やラ行にすき間があるのはなぜ? 「やばい」「ちげーよ」あるいは「ら抜きことば」の真の誤りとは? といった興味を引きそうなトピックが扱われているのは本書の後半の後半。それまでは万葉仮名から平安時代の「定家仮名遣い」の問題点、それを是正した「契沖仮名遣い」=「歴史的仮名遣い」の正当性、そして「現代かなづかい」あるいは「現代仮名遣い」に改められて困ったこと、などが紐解かれるため、上記のトピックの解き明かしも十分腑に落ちる。平易に書かれているが、学術レベルは不必要に落とされてはいない。ワクワク本。2020/01/20

栗山いなり

5
日本語が辿ってきた変化の歴史を主に発音の視点から紐解き、同時に日本語のこれからを考えた一冊。本書を読見終わって、いわゆる「昔の日本語」への知識不足が「ら抜き言葉」などの日本語の妙な使い方を招いているのではないかと想像するに至った2020/03/13

ぬのさと@灯れ松明の火

3
習ったことが絶対の真実だと思い込みがちだけど、あくまでも学説のひとつに過ぎないんだなあと、改めて思いました。2012/12/16

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