内容説明
カリスマ古文講師のスキャンダル古文。入試に出せない文章こそ、もっとも人の心がわかる。
目次
第1章 ちょっと刺激的な話(最低の初体験―『とはずがたり』巻一;俺のアレが消えちゃった!―『今昔物語集』巻第二十 ほか)
第2章 まぬけな話、笑える話(便器の中が見たい!―『今昔物語集』巻第三十;僧と三人の妻―『沙石集』巻第四ノ三 ほか)
第3章 スキャンダル!(鬼と契りを交わした皇后―『今昔物語集』巻第二十;土器を投げつける皇后―『大鏡』 ほか)
第4章 怖い話(ムチ打ち八十回!―『今昔物語集』巻第二十九;お薬は人の肝臓―『今昔物語集』巻第二十九 ほか)
著者等紹介
吉野敬介[ヨシノケイスケ]
1966年神奈川県鎌倉市生まれ。吉野塾塾長、東進ハイスクール古文講師、札幌大学客員教授。中学時代から暴走族に加わり、特攻隊長をつとめる。高校卒業後、20歳の9月に大学受験を決意。4カ月で国語の偏差値を25から86に上げ、國學院大學に合格。その後、代々木ゼミナールの講師採用試験に史上最年少・最高得点で合格し、以降16年間トップの座に君臨、100万人以上の生徒を合格に導いた。2007年に代々木ゼミナールを退職後、個別指導の吉野塾を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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猫森
5
面白いは面白いが、この本にあるような(口の悪い)あからさまなツッコミ文は私にはいらなかった。あと古文を面白がるには深読み能力(妄想力かも)とある程度の人生経験が必要だと思う。蓄積された経験がないと「おかしいぞ?」とは思わないものだから。2022/07/24
さきん
4
学校に載せられない内容ほど、印象が記憶に残ってしまうものはないと言えるが、ことに本書の内容である古典の題材は強烈である。書くことが出来ないので読むことを薦める2015/07/06
みわ
4
こういうのを自力で見つけ出して原文で読み、現代日本人との相違を喜ぶ人物を作るために学校では古文を教えている。本にまとめちゃったら下品すぎてダメだよ〜!読むけど。2015/04/20
海都理
2
タイトルの通りのお話たちが集められている。 もちろんわかりやすく解説されているが、 それに入ってる著者の私情がまた古典を身近に感じさせてくれる。 学生時代学校で習った古典など覚えていない私もおもしろく読めた。2014/09/29
李
2
古典が難しくてつまらないものだと思ってる人には、ちょっと面白いかもしれない。というか、マニアックな話ばかり集まっているのに、ほぼ知ってる自分。一つなんかは、大学の講義でよぉく教えてもらったものだし。でも、面白かったなぁ。意訳と原文が一緒に載ってるのが、古典好きな人にもいいかも。2009/11/27