内容説明
ヨーロッパ各地を、天使を探し、天使に導かれ、街角、教会、塔や、美術館、私設博物館を巡りながら、人々が、長年たくした想いを、心いっぱいに感じる旅。
目次
大天使聖ミカエル飛来す
天使たちの都パリ
キッチュな天使とクリスマス
天使の画家フラ・アンジェリコ
聖女と天使たち
神の家を護る天使たち
セラフィムとケルビム
青い光、赤い光
ベルリン・天使の詩
著者等紹介
若月伸一[ワカツキシンイチ]
札幌生まれ。1970年に渡仏。パリ大学にて、美学・美術史を学ぶ。1973年より、イタリア、ヴァチカンのグレゴリア大学で、キリスト教美術史、初期キリスト教考古学を学ぶ。1978年よりドイツ在住。ヨーロッパ各国の文化を、写真、エッセイ等で日本の出版物に紹介するほか、ガイドブック、ホテル案内等の執筆、編集にもたずさわる
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感想・レビュー
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Nat
31
図書館本。天使をテーマにイタリア、フランス、ドイツなどの街々を旅する。テーマをもって旅する楽しさがつたわってくる。興味を惹かれる美術館、教会、街ばかり。2023/03/24
☆すずか☆fighters!o(`^´*)
14
再読3回目。ヨーロッパの教会やお城、絵画の中の天使が写真と文章で紹介されていて、大好きな本。今回はヨーロッパの歴史についてほんのちょっとだけ知識を増やした後だったので、更に興味深く読むことができた。天使村に住む天使のコレクターさんのお宅の何千体もの天使が圧巻。教会やお城の細かい彫刻の天使たち。いつか自分の目で観ることができたらいいのに。2018/01/06
Zeynep
1
天使を題材にした旅行記。視点が面白いなぁと思いました。天使は世界中で活躍していたのですね!2015/09/01
ヤクーツクのハチコ
1
主に旅行記の手法で書かれているが、美術史宗教史歴史とも造形の深い筆者によるものなので、危うさが無く安心して読める。カラー写真も豊富。ドイツルネサンスには今まで興味がなかったが、この本の写真で少し興味をひかれた。ベルニーニの「法悦のテレーザ」は改めて見るとなんともいえぬ美しさがある。 しかしまあ「ヨーロッパ」の「天使」という大きすぎる概念の本なので、幅がひろくなりすぎて広く浅くになっている感はある。2012/01/29